【箕面】箕面全山縦走30km 2016

大ケヤキを見上げる 1 登山(関西)
大ケヤキを見上げる

この7月にはVS隊で屋久島へ行く。
3泊4日だが、最初から最後まで野営なので重たい荷物を持っての縦走になる。縦走を経験していないと途中でバテてしまうかもしれない。
それじゃあ困るので重装備での縦走訓練をすることにした。

さすらい記録

記録:2016.06.05
天候:雨のち曇り
場所:箕面国定公園
出発:箕面駅
到着:白島バス停
地図:箕面市作成「箕面の森の全体マップ
道程: [1]箕面駅→[2]六個山→[3]三国峠→[4]箕面山→ [5]天上ヶ岳 →[6]堂屋敷→ [7] エキスポ90
→ [8] 長谷山→ [9] 鉢伏山→ [10]明ケ田尾山→ [11] 最勝ガ峰→ [12] 勝尾寺→ [13]南山→ [14]白島
歩行:11時間30分
距離:約  30Km
体力:★★★ (体力いります)
技術:★★  (むずかしいところはない)
見所:★★  (ダムや紅葉)
お店:★  (近くにコンビニはない)
駐車:箕面駅周辺
トイレ:箕面駅、箕面の大滝、エキスポ90
備考:

参加スカウト7名、参加リーダー3名の合計10名のパーティである。
今回、縦走は初めてだというスカウトには荷重15㎏を背負ってくるように指示している。重い荷物を持って長時間歩くという経験が必要だ。今回の箕面全山は、10個の山頂をゲットしなければならない。

0615 千里中央駅

阪急バス11番乗り場に集合した。

0623 阪急バス 始発 19番 or 20番

0644 阪急箕面駅

トイレをすませ出発の準備をする。夕べからの雨はまだまだ強い。
全員がレインウェアを着用する。
私はレインウェアに加えて、登山口まではおりたたみ傘を使うことにした。雨の多い屋久島にぴったりの訓練登山となった。

0700 阪急箕面駅 標高87m

さあ、行こうか。交番の前の舗装道路を西へ道なりに進む。
一つ目の「徳尾橋」交差点を渡り、少し上り気味の道路を西へ歩く。
やがて、箕面学園を見て、交差点を住宅街へと北進する。坂の多い住宅街だ。神戸の街並みを思い出す。

0715 平和台入り口 D12ポイント

左の道を選択しながら時計回りに進む。
やがて新日鉄の社宅の裏の「教学の森への入り口の平和台西口」を発見する。
「箕面の森の全体マップ」にはこの入り口は掲載されていないが、「教学の森マップ」には掲載されている。「箕面の森ハイキングマップ」では、D12ポイントのことである。
まだまだ雨が降っている。ここで傘をザックにいれて山道に入った。

隊列は私が先頭で、重いザックを背負っているスカウトが後ろに続く。
最後は、比較的軽装のスカウトとリーダーである。
歩行ペースは重い荷物を持った人間に合わせるつもりだ。

出発から箕面の大滝までのルートの抜粋
出発から箕面の大滝までのルートの抜粋

細い山道をゆっくりと上がっていく。地図にはない道もたくさんあって迷いそうだ。最初のきつい山道を登り切り、憩いの丘へ向かって右に進む。すぐの分岐点をハート広場に向けて進む。さえずりコースには進まない。
200メートルほど進むと交差点に着く。六個山は左へと下る道だ。
かなり下っているので、勇気を出さないと降りるのにためらうだろう。
落葉に覆われた道をずんずん降りきると、今度は六個山へと木段を右方向へ上る。やがて管理道路に出て左折する。少し歩くと六個山への山道の案内があった。
そこから山道を進み、最後の直登を終えると山頂に到着した。

0757 六箇山395.8m

1つ目の山をゲット。雨はまだ降っている。
みんなはまだまだ元気。のこり9つ。レインウェアの中は汗でぐっしょり濡れている。

記念撮影をしていて、標識の後ろに続く道があることがわかった、東尾根コースとある。五月山から来たハイカーがこの道を行くとか。
あとから調べたら、「箕面の森の全体マップ」には、このルートは載っていないが、2万5千分の1の地図には載っていた。
結果的に標識の後ろに続く道を進むべきであった。我々が進んだ山道と合流するのだ。

0811 下山

「箕面の森の全体マップ」には載っていない山道もたくさんある。
多くの人が迷うと聞いている。とりあえずハート広場に向かってルートを進む。
これも後から考えたら工夫が足りなかった。
なぜなら、ハート広場へと続くルートは、管理用の道路なのだ。
管理用の道路は、軽トラ一台が楽に通行できる。
途中で、山道にそれるルートを探すべきであった。そのルートだとゴルフ場沿いの道へショートカットできるはずだ。
2万5千分の1の地図にはいくつかのルートが記されている。
しかし、わかりやすいという点では、管理用道路を歩いてハート広場にたどり着くのが確実ともいえる。距離的にもそんなに変わらないかもしれない。

だだっ広いハート広場を通過して突き当たりのT字路を左に向かう。
数十メートル歩くと、再びT字路に出会う。目の前はゴルフ場だ。
左へ進むと六箇山とあるので、山頂からの山道はここにつながっているのだろう。われわれはどこかで管理用道路に出てしまったのだ。

平坦な道をゴルフ場に沿って北上する。
スカウトたちは適当におしゃべりをしながらついてくる。まだまだ元気だ。ゴルフ場とも別れて少し行ったところで道が3メートルほど崩落していた。その先に道があることに気づかず何気なく右折しようとして、スカウトにこっちじゃないですかと崩落の向こう側の道を教えられた。
確かに、その通りだ。そのまま進むと落合橋に出てしまう。
危ないところだった。

ちょっと、予定より遅れているので速度を上げた。
あとになって、スカウトたちにペースが速すぎると言われてしまった。

0902 大ケヤキ(E3ポイント)

雨はほとんど上がった。レインウェアの中は、汗でびっしょりだ。
ゆるやかな下り坂を軽快に飛ばしながら歩く。やがて上り坂が見えてきた。

0915 三国岳395.8m

奇しくも、六箇山と標高が同じ。
歩行速度を上げたので、全員が汗びっしょりだ。
2つ目の山頂をゲットした。水分補給と飴で小休止。

0922出発

0928 箕面山355m (5km)

箕面という名称を冠にいただいた山名なのに、まことに地味な山だ。これで3つ目。ここからつづら折りの急坂を降りていく。この坂が結構きつい。

0948 滝道と合流

たくさんの人が歩いている。そういう姿を見かけるとほっとする。

1000 箕面大滝229m

トイレ休憩。
あれ?雨が降っているにもかかわらずいつもより水量が少ない気がする。滝の水しぶきと雨の水気が空中を漂っている。
もう、雨は降らないだろうとばかりにレインウェアを脱いだ。
私のレインウェアはゴアテックス製だが蒸れるものは蒸れるな。
ほんまに効果があるんやろか。とか、思いながら出発の準備をする。

1007 出発

府道43号線にでて北上する。
杉の茶屋から見下ろす箕面の大滝は新緑の香りが漂う。
雨上がりの森林は実にさわやかな大気をもたらす。
ふと、前方を見るとボランティアグループが清掃ハイキングをしている。
側道を一列になって進む。
杉の茶屋からしばらく歩いて「百年橋」から2号研究路へ入るつもりだ。

ところが、予想通り研究路は通行止めだった。すぐそばまでいってみるとでかい岩が木段の横まで落ちていた。これは危ない。しかたがないのでビジターセンターまで歩くことにした。最低でも1kmは余分に歩くことになった。

1040 ビジターセンター

かなり遠回りとなったが仕方がない。
スカウトたちがちょっと休ませてほしいというので5分休憩にする。

さあ、出発。最初は急登してすぐに尾根道になる。
ここから1時間程度の緩やかな上りの林道を歩く。
7時に出発してから約4時間になる。歩行距離は10km近くになるだろう。隊列も前後に長くなってきた。リーダーの一人が足を痛めているようで遅れ始めた。途中で休憩がてら、足のマッサージを施すと歩けるようになった。

1133 E7ポイント(箕面の森の全体マップ)

ここに荷物を置いて往復する。身軽になったスカウトが、体が浮いているようだと言っている。

1138 天上ケ岳499.2m (9.5km)

役行者の像がある。山伏の姿をした方々が約10名もおられてびっくりした。
ここが「山」といわれてもピンとこないだろう。しかし、名前は「岳」がついている。
4つ目の山頂をゲットした。
親切な山伏さんから全員が飴をいただく。ありがとうございます。
さらには、先々でいいことがありますようにとホラ貝まで吹いていただいた。
私も人生で初めての経験だった。
バンドをやっているスカウトが、高音と低音をどうやって吹き分けてるんだろうと感心していた。← ソコ?
E7ポイントに戻り、休憩なしで次のポイントへ進む。
すこし、上り道となる。

1055 堂屋敷553.4m

やがて、右手に広場が見えてきた。ベンチがある。
堂屋敷へは、この広場の北側を進むのだ。林の中を進み、道の真ん中に黄色い支柱が見えるところで北東へ進む。
50メートルほど進んだところに堂屋敷の三角点があった。
ま、こんなとこまで来る人はあんまりおらんやろな。というくらいさびしいところだ。
5つ目をゲットした。ようやく半分獲得したことになる。

先ほどの黄色い支柱のあるところまで戻り、そこから落ち葉に埋もれた道を北上する。あんまりハイカーに踏まれていないようだ。
滑りそうになりながら、舗装道路に降り立った。

1220 みのお記念の森(昼食)30分 トイレ

21100歩。昼休憩。
約15kmくらい歩いただろうか。全行程の半分だ。
少し疲れただろうから長めの休憩にする。
ここで、15㎏のザックを担いできたスカウトには2kg分の水を捨てるように指示した。午前中はきつかっただろう。十分耐えて歩けたなと思った。午後からは少し軽めのザックで歩かそう。

それぞれがおにぎりやお菓子を食べて過ごす。
私はバーナーでお湯を沸かして一口サイズのチキンラーメンと助六寿司を食べた。元気なスカウトたちは、巨大なポテトチップスを食べて喜んでいた。

1300 出発

昼ご飯を食べると体力が回復する。
記念の森の北にあるトイレの横からルートに入る。少しだけ丘を登るとH4ポイントがある。ここを右にいけば長谷山だ。

1322 長谷山 568.2m

尾根沿いの道をいく。5メートルほど下にも道があってどちらを歩いても同じ目標にたどり着く。ところどころ倒木があるが歩きやすい。
足も疲れてきているのか、ここまでが長くかんじる。片道で1kmほど歩く。山道の真ん中にぽつんと「長谷山」の標識があった。
午後から初めての山頂をゲット。これで6つ。

折り返してH4ポイントまでもどり、鉢伏山に向かう。
尾根沿いの道で歩きやすい。

300メートルほど歩くとH5ポイントに着いた。
H5ポイントには立派な標識があって、すぐ近くに鉢伏山があると書かれている。周りは広々としたスペースで下草なども刈り取られている。
その向こうに鉄塔がある。スカウトが数名、林のほうへと走っていく。

1350 鉢伏山604m

やがて、山頂を見つけましたという声に誘導されて、林の中にある「鉢伏山」にたどり着いた。
三角点はない。7つ目となる山頂をゲットした。

さて、ここからが問題だった。
H5ポイントにある標識では、明ケ田尾山へは直進せよとある。
左へ向かうルートもあるがそこには明ケ田尾山という記載はない。
2万5千分の一の地図でも確かにルートが存在している。
そこで、直進したのだが、鉄塔に出くわすと「この先ルート消滅」という標識に出くわした。
箕面のハイキングマップをよくよく見るとH5ポイントから真東にある鉄塔の先のルートが途切れている!空を見上げると電線が伸びているではないか!
再度、H5ポイントまで戻ることにした。
H5ポイントにある標識の「向き」が90度間違っているのだ
よくよくその標識をみると、マジックで×と書いてある。落書きのようなので信じられない感じだが、正しい。
後で2万5千分の1の地図とにらめっこしているときに気が付いた。
昔はこのルートは存在していたのだが、なにかの原因で通行止めになったのだろう。
「箕面の森の全体マップ」ではコースの中ほどが消滅している。

H5ポイントを左に折れて下っていく。
やがて、林の中にH6ポイントを発見した。コースタイム20分のところ、10分くらいで降りてきたことになる。

H6ポイントから、少し急な山道を登っていく。
地面は、落葉に覆われた広々とした道で歩きやすい。
コースタイムには35分とある。

1440 明ケ田尾山 619.9m

距離的には1km強だが、歩いても歩いても着かないという感じがした。メンバー全員がかなり疲れてきていて歩くペースも上がらない。
箕面全山のなかでもっとも標高が高い山だ。

8個目の山頂ゲット。標識には「豊能町」とある。
えっ、ここ箕面じゃないの?と驚いたが、ちょうど箕面との県境になるのだとか。
歩行距離は大体20kmくらいだろう。予定より5kmは長い。
ここからH6ポイントまで戻る。

明ケ田尾山(8つめ)
明ケ田尾山(8つめ)

1447 出発

1501 H6ポイント (箕面の森の全体マップ)

林の中の平坦な場所にがある。三叉路だが、落葉に覆われているのでよく見ないと梅ケ谷への道を見落としそうだ。
こんどは 梅ケ谷へと下る。
梅ケ谷のルートは沢沿いに歩くのだが、岩がごろごろして歩きにくい。

途中、右手に「この先ルート消滅」なる標識を見つけた。
どこにも路らしいものは見えない。
2万5千分の一の地図を調べてみると、鉢伏山の鉄塔からのルートがここにつながっていたらしい。悠長にしている場合ではないので先を急ぐ。気が付くと、途中までは枯川だが、突然水の湧き出す川となっている。

せせらぎの音を聞きながら歩くと癒される。
コースタイムは50分とあるが、速度を上げたので20分ほどで府道茨木能勢線に出た。もう少しゆっくりでもよかったかもしれない。

ようやくH7ポイントまで降りてきた

1522 H7ポイント

舗装道路を歩いて南へ下る。道路の右横には水田が広がっている。
時たま車がスピードを上げて通り過ぎる。こんな田舎道を歩いている人はいないだろうから安心してスピードを出すのだろう。
ちょっと、ヒヤッとする。
やがてF3ポイントにたどり着き、その30メートルほど先の反対側に清水谷園地の入り口を発見した。

1535 清水谷園地

この道を登るんですかというスカウトにそうだと答えると、えーーという絶望的な響き。さすがにみんなが疲れているので小休止することにした。その場に座り込む。ザックも投げ出す感じだ。途中の道の話をしていても、よく覚えていないと言う。足元だけを見つめて歩いているのだ。

もう、帰りたいという弱音が聞こえる。
そう、だから、今、帰ってるところなんだ。と励ます。← 励ましになってないかも
さ、行くでという声掛けに、スカウトたちが恨めしそうな表情で立ち上がる。

このルートは実際は平坦な道。少しだけ勾配があるという感じなのだ。
ぶらぶら散歩している人と数人すれ違った。この道はそれなりに雰囲気があって好きなルートだ。
今回みたいに縦走でなければ、もっとゆっくりと味わいながら歩きたいと思う。

1600 F4ポイント(箕面の森の全体マップ)

やがて、1kmほど歩くと右へ5メートルほど急登する。
研究路8号線か東海自然歩道への直登かの分岐点だ。

1612 F5ポイント(箕面の森の全体マップ)

迷わず直登し、東海自然歩道のF5ポイントに出た。
ここから開成王子の墓を目指す。距離的には300メートルほど。

1618 開成王子の墓

開成王子の墓の向こう側に「最勝ケ峰」があるが、全員そこにへたり込んでしまった。かなり疲労困憊しているようだ。
しかし、緩めている場合ではない。日没まであと2時間ほどしかない。
さ、行くぞ。墓を回り込んで向こう側に出る。

1620 最勝ケ峰540m (20km)

さあ、これで9つ目。あと一つだ。頑張ろう。
そのまま東進し、最初の分岐で左へ降りる。

最勝ガ峰(9つめ)

勝尾寺に入らないようにルートを選んでいたが、またもや誤って勝尾寺に続く道に入ってしまった。分岐からすぐの三叉路を右へいかないといけないのに左へ進んでしまったのだ。
私の先導ミスだ。なんで錯覚したのか不思議だ。前回も間違ってしまった。みんな、ゴメン。
いのしし除けの鉄柵を通過するしかない。そうすると自然に勝尾寺に入ってしまう。

1700 勝尾寺

勝尾寺を出るには正面玄関のお土産物売り場を通過しないといけない。
他に出るルートはない。やむを得ず、迷惑をかけないように土産物売り場を出ようとしたら、法被を着た方に注意された。

ここに入るには本来は拝観料を支払っていただかないといけないことになっている。みなさんにそうしていただいているが、今回は誤って入ったということで大目に見ましょう。
次回からは気を付けてくださいと言われた。すみません、以後、気をつけますと謝って玄関を出た。
ハイカーが迷い込むのだろう。迷わないように標識があればと思う

勝尾寺から千里中央行きのバスの最終は16:48だ。
すでにそのバスは出てしまっている。だから、エスケープはできない。

勝尾寺の向こう側にある階段を上った。

この階段が長くてきつい。みんな、ヒーヒー言いながら登る。
いちばんキツイときだ。目指すは最後の山頂「勝尾寺南山」だ。

目印に「しらみ地蔵」を探す。
木々に囲まれていることもあって、あたりは薄暗くなってきた。日没までには千里中央につきたい。メンバーの表情も疲れているのが見て取れる。
やがて、しらみ地蔵を発見。お参りする時間がもったいないので、ちら見だけしてウツギ谷方面への道を南下する。100メートルほど進むと「南山へのルート」の標識があり、右に進む。
T字路に出たら、南山まではあともう少し。最後の急登を息を切らして上った。
ふと、後ろを振り返ると誰もいない?
えっ?としばらく下を見ていたら、ザックを置いてきたスカウトたちが上ってきた。

1730 勝尾寺南山 406.9m

ついに10個目の山頂をゲット。これで全山の山頂をすべてゲットした。
おお、ここから千里中央の街並みが一望できるではないか。
素晴らしい眺めだ。

さあ、帰ろう。見とれている場合ではない。
一気に南山を降りて、最初の登り口に戻る。みんな、ここにザックを置いてきたのだ。
最初の交差点で、私はまたもや道を間違えそうになった。てっきりそこがG3ポイントと思い込んでいたのだ。
が、スカウトから直進ではなく左折ではないですかと指摘され、あらためて地図を見直すとそのとおりだったので道を間違わずに済んだ。
私も疲れてきているのか、判断能力も落ちてきているようだ。

すぐにG3ポイントにたどり着く。ここから谷山尾根ルートを歩く。
白島までは2kmとある。
森の中なのであたりは薄暗い。日没までには下山したいという気持ちが強い。みんな疲れ切っているが、最後の気力を振り絞って飛ぶようにして下山した。アドレナリンがいつもより多く分泌しているだろう。
ヘッドランプを持参するように連絡しておけばよかったと反省。

1813 白姫神社(30km)

やったー!ついに完歩。歩数計は44300歩。
30kmほど歩いた計算になる。みんな神社の前で座り込んでしまった。
ふとみると、周囲はまだまだ明るい。明るいと元気が出る。
重いザックを背負っているスカウトには重さを記録しておくように指示した。本番ではその重さを参考にパッキングを工夫すればよい。

スカウトたちの帰る方面がバラバラなので、一応、ここで解散することにした。とはいうものの、最寄りのバス停まではいっしょに歩いて帰る。

1832 白島北バス停

みんな立っていることができない。道路に座り込む。
よく歩いたな、みんな。おつかれさん。合格だ。

1900 千里中央

感想

[1] 箕面だけでもハードなプログラムができることがわかった。練習になる。
[2] ザックの担ぎかたなどを指導する良い機会だった
[3] 六個山周辺の道は、複数の地図を参考にするとよいだろう。
[4] 軽装であれば10時間くらいで縦走できると思う。
[5] 勝尾寺前のバス停の最終時刻16:48(2016.6.5現在) がこのコース最後のポイント。
[6] 地図は、「箕面の森の全体マップ」がわかりやすい。


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