昨日は縁起を担いでのハイキングだったが、今日は自然のオーラをもらうようなハイキングをしよう。箕面か、能勢か。いやいや高槻か。それにしても、前夜は団会議の帰りに飲み過ぎたわい。いろいろ迷ったが、気分を変えて交野山(こうのさん)へ行くことにした。
ここなら積雪はない。コースも整理されている。
さすらい記録
記録:2010.01.10
天候:晴れ
場所:大阪 交野山(こうのさん)
出発:自宅
到着:自宅
地図:山と渓谷社「大阪周辺の山」(これは少し古い)
道程: [1]くろんど池駐車場→[2]八つ橋→[3]傍示峠→[4]交野市野外活動センター
→[5]交野いきものふれあいの里入り口→[6]交野山→[7]帰路は往路を引き返す
歩行:4時間
距離:約 9Km
体力:★ (ハイキング感覚)
技術:★ (むずかしいところはない)
見所:★ (ダムや山頂の展望など変化に富む)
お店:★ (近くにコンビニはない)
駐車:くろんど池
トイレ:くろんど池
備考: 案内地図は府民の森の管理事務所でもらえるらしい。
0916 自宅を車で出発
交野いきものふれあいセンターに駐車する予定で出発。
なのに…。交野ゴルフカントリーの手前にあるふれあいセンターは閉鎖中であった。
やむをえず、そのまま交野ゴルフカントリーを抜けてくろんど池まで進んだ。
(通り抜け禁止とあったけどごめんなさい。)
1035 くろんど池
黒添池と書いて「くろんどいけ」と読む。珍しい読み方だ。 子どもの頃から不思議に思っている。冬の寒空の下、駐車している車はまばら。釣客がパラパラいるだけ。客のいない売店では、おでんだけが湯気を上げていた。有料駐車場と書いてあるが、だれも集金に来ない。
1045 出発
身支度をして出発。しばらくして、周囲に数人のハイカーがいることに気がついた。くろんど池の西端にある「さわたりの道」を北上する。気温は低いが光が差すのであたたかい。勾配はほとんどない。やっぱ、落ち葉の道は落ち着くなあ。

1110 八つ橋
しばらくして「八つ橋」というところに到着した。 落羽松(らくうしょう)の群落がある。松の根が呼吸するために地上に顔を出しているらしい。なんか気持ちわるいような。北米に自生している松の一種らしい。落羽松を撮影していると何人ものハイカーが現れる。いろいろなコースがあるらしい。そのまま北上を続ける。道は平坦で歩きやすい。


道の途中で門で遮られているところがあった。車が入れないようにしているようだ。もちろん、ハイカーは横の階段を使って入れる。そのすぐ近くに駐車場があった!
ここに置いておけば、交野山や星田園地などを往復しやすいだろう。

1120 傍示峠(くろんど園地の入り口)
傍示峠。地図では「ぼうじとうげ」という読みがなであったが、地元では「ほうじとうげ」という濁点のない呼び名が目立つ。地図で「傍示峠」ばかりを探していたので「くろんど園地」の入り口のあたりが、その峠であることに気がつかなかった。案内には、駐車場の利用は午前10時から午後4時までとある。

なにも考えずに、突き当たりの道を右に折れて進んだ。しばらくして、コンパスを見ると東に進んでいることに気がついた。変だなと思い、地図を確認しているところに後ろから来た夫婦ハイカーが交野山へ行くかと尋ねてきた。
私もそうです。しかし、どうも道が間違っているようなので引き返すところだと答える。その方々は、途中であったハイカーからこちらが交野山への道だと教えられたとか。やはり引き返しましょうということでいっしょに「くろんど園地」の入り口まで戻る。近くの林に小さく「傍示峠」と書いてあった。おいおい。よく整備されているコースと聞いていたが、ここは間違えそうになるところなので注意が必要。しばらく道なりに進み、突き当たりを右に曲がる。
山の中の田んぼの横を通る。2分ほど歩くと石仏が祀ってあるのを見つけた。
1142 野外活動センター(万歩計5165歩)
ため池を過ぎて数分歩くと「交野市野外活動センター」に到着した。炊事場の中を突ききって、両側にサクラが植えてある広い林道を下る。すると、大阪府道7号枚方大和郡山線に出る。ここから20メートルほど左へ進むと「交野いきものふれあいの里」がある。
1155 交野いきものふれあいの里(万歩計6165歩)
ここには駐車場がある。20台くらいは駐車できそうだ。当初はここに駐車しようかとしたが、車のナビが「いきものふれあいセンター」しか示さなかったので来られなかったのだ。
あかん。最近カーナビがないと運転できないようになってしもた。
しかし、この駐車場に来るためには「大阪府道7号枚方大和郡山線」を通らないといけないことがわかった。

この道は狭く、この区間は超急勾配が約1kmにわたって続く難所である。なので、くろんど池かもしくは先ほどのくろんど園地に駐車するのがいいと思う。この場所から階段を上ると、ゴルフ場と交野山の分岐点にさしかかる。

左前方に見えるのが交野山だ。左の谷間へ下るコースをとり、いったん谷間におりる。そこから急登すると赤い鳥居が立っていた。 この辺で汗ばむ。このコース一番のしんどいところだが、たいしたことはない。

1214 交野山山頂
大きな岩がみえる。山頂にはたくさんのハイカーがいたので驚いた。 岩に登ってみるとすばらしい眺めだ。360度の展望が開ける。北は北摂から京都西山、生駒山山系まで見渡せる。建設中の第二京阪道路が白蛇のように見える。風が少しあるが、岩陰のベンチの横でお昼にする。もってきたバーナーでお湯をわかしカップメンを食べた。お弁当を食べている間も反対側から登ってくる人が多い。すぐ隣では、アマチュア無線をやってる人がいる。数メートルのアンテナを立てて、なにやら一生懸命交信されている。
交野山の巨石 山頂にて
1258 出発(万歩計6971歩)
本来なら北へ下山して「源氏ノ滝」を目指すのだが、今日は車なので引き返すことにした。「源氏ノ滝」は小学生のころ遠足で来たことがあるので懐かしかったがあきらめた。来た道を帰るというのは、なぜか早い。
1355 八つ橋(万歩計 11794歩)
この時間になっても、ハイカーがどんどんやってくる。すこし進んだところで、無人の野菜販売があった。白菜100円、大根3本100円を買う。いつも持ち歩いているスーパーのレジ袋が役立つ。途中ですれ違ったハイカーから、それどこで採ってきたん?と聞かれる。無人販売。とだけ言ってすれ違う。採れるわけないやん。

1412 くろんど池(万歩計13513歩)
冬鳥のカモが数羽泳いでいる。近くには野猫がいる。
冬場はエサが少ないのかして寄ってくる。

1418 駐車場(万歩計13729歩)
感想
[1] 冬場でも積雪がなく、よく整備されたコースなので安心できる。
[2] 交野山の眺望は期待を上回るものがあった。おすすめだ。
[3] ビーバー年代からリーダーまで幅広く活動に使える。