【六甲】耐寒登山だ!御影から石切道へ

1 登山(関西)
ビーバー隊

さあ、下見もしたし、本番いこか。今日はビーバー隊のサポートだ!

さすらい記録

記録: 2013.01.27
天候:晴れ
場所:六甲山 石切道
出発:御影駅
到着:六甲駅
地図:山と高原社「六甲・摩耶」
道程:[1]御影駅→[2]落合橋→[3]住吉道分岐→[4]六甲ガーデンパレス→ [5]ケーブル六甲山上駅 → [6]六甲下駅→[7]六甲駅
歩行:5時間
距離:約 12Km
体力:★★ (距離が長い)
技術:★  (特になし)
見所:★★ (山の景色)
お店:★  (特になし)
駐車: 六甲ガーデンパレス
トイレ:御影駅、六甲ガーデンパレス、ケーブル六甲山上駅
備考:


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 0700 千里中央モノレール駅

ビーバー隊の支援は2年ぶり。今日のビーバースカウトは9名プラス1で10名。
プラス1というのはビーバー候補生(つまり年少さん)だ。私には区別がつかない。みんなちっこいから同じに見える。もはや自分の子供がこのくらいの時の記憶は遠い彼方に去っている。← それは、あんただけ。天の声
でも、みんなとにかく元気だ。集合してからも隊長の言うことを良く聞いている。
集団は、スカウト10名の他にリーダーが12名(ベンチャー隊からのサポート2名含む)の合計22名。風邪でやむなく欠席しているスカウトも数名いるので全員参加だとすごいことになる。

0715出発

千里中央駅からモノレールで阪急蛍池駅を経由して十三まで。そこから、阪急神戸線に乗り換えて御影駅を目指す。一度に同じ車両の電車の乗ると他の乗客の迷惑になるので分散して乗車する。
ところが、昨日の下見の時と違って空いている。ラッキー。
電車の中でもみんな楽しそうだ。写真を撮影しているが、誰だ誰だかさっぱりわからない。

0817 御影駅

ここでトイレタイム。ここから山頂まではトイレがないのだ。
尿意があってもなくてもとにかくトイレにいかせる。人数が多いので時間がかかる。
北口にでて、そこで全員で軽く準備運動をする。
事故が起こらないようにするための事前対策。というより、これはリーダー対策。
ビーバー隊は日頃はあまり登山などはプログラムにないので歩き慣れていない。(はず)
えっ、みんなの装備を見たらそれなりやん。ゴアテックスのトレッキングシューズ。
雪山対策のスパッツ。ドイターなどの本格的な山用ザック….。マジかよ。

0834 出発

2280歩。とにかく出発することにした。
事前にビーバー隊長と話をしてグループの先頭は私が行くことにした。最後尾はビーバー隊長。
真ん中に他のリーダーが適当に入ることにした。私のすぐ後ろはビッグビーバーがついてくる。
振り向くと、みんな見上げて私を見るけど、やっぱり私には名前がわからない。
オーバーペースにならないように気をつける。

0848白鶴美術館

0852落合橋

4010歩。なかなか良いペースだ。

0905休憩

5230歩。5分の休憩。あまり休むと体が冷えるので5分間の休憩にする。
ビーバー隊のリズムがわからないので20分位を目処に休憩を入れることにする。
最初にバテてしまっては後が大変だ。

0916 山道に入る

ようやく、ここから1列になって山道を歩く。
スカウトが足を滑らさないか心配したが、全然大丈夫そうだ。

0927住吉道の分岐

6430歩。歩き始めて約1時間。みんな元気についてくる。
バテているスカウトはいないようでちょっと安心する。

ここまで来てようやく私にも「どのスカウト」が「やんちゃ」なのかわかってきた。
先頭を歩いているので後ろをついてくるスカウトのことはわからない。
しかし、常に声は聞こえる。
リーダー達が「○○○!まっすぐ歩いて!」「○○○!そんなところ歩いたら危ないから左に寄って!」とか、とにかく叫んでいるのである。私には絶叫に聞こえる。

やがて、そこに頻繁に登場してくる名前に気づいた。
ふうた?
ふと、横をみると私と手を繋いでじっとこちらを見上げているスカウトがいる。
はは~ん、こいつやな。さっきから俊敏な動きをしている。
それに、いつのまにか私と手をつないでいるではないか。

「きみは、リーダーが言うように溝にハマったりするの?」
「うん!しょっちゅうハマってる。」← 事実なんや
「こないだなんか、腕を骨折した。」
「えっ!骨折ったんかいな。どこでや。」
「骨折公園で。」
「そんな公園あったかなあ。」
「僕が骨折した公園やから、骨折公園って呼んでるねん。」← なるほど、そうきたか。
とりあえず、状況はわかった…。

0942 小休止

ビーバースカウト達は、休憩時にもらえるお菓子が楽しみだ。(関西弁でアメちゃんと呼ぶ)
しかし、リーダー達はなぜか「元気玉」と呼んでいる。← 確かに元気がでる
そうか、アメちゃんと呼ぶのは俺くらいか…。(なぜかさびしい)
ふと見ると、リーダーの1人がお菓子のぎっしり詰まったビニール袋をザックに吊っている。
なんでも、透明な袋にお菓子を入れておくことでビーバーを誘導するのだそうだ。
そういえば、ビーバー目線に袋がみえる。← 巧みな母の知恵やな
山影のところにはうっすらと雪が残っている。アイゼンをつけるほどではない。

1034 展望の開けたところで小休止

9364歩。大阪湾が一望できる。
風もなく日が照るとあたたかい。絶好の登山日和になった。
みんなで記念撮影。← ビーバー隊のブログを見て下さい。
ビーバースカウト達のポーズが決まる。で、私はボーとして何の芸もなく撮影された。

1057広場で昼食

10286歩。このまま歩き続けてもよいのだが、この先は急な坂が連続している。
六甲のガーデンテラスまで30分は頑張らないといけない。きっと、スカウトの心(リーダーの心も)が折れてしまうだろう。これが、私とBVS隊長の下見時の意見。
いうことでここで昼食。これが正解だった。

昼食はおにぎりとカップ麺。バーナーは4台。
リーダーにお願いしてお湯をポットに詰めてきてもらっている。
だから、お湯が沸くのが早い!あっという間に22名分のカップ麺ができあがった。
風も無くよいお天気なので寒くはない。

で、食べようとしたら「ご飯の歌」を歌うことになった。
何百年ぶりのご飯の歌…。ちょー久しぶりにご飯の歌を歌う。なんとなく愉快になる。
そうなんや。歌えば愉快になるし、お弁当もおいしくなる。
大人になって(正確にいえば、おっさんになって)、ご飯の歌を歌うことはほとんどない。
職場で歌っていれば変なおっさんだ。
しかしだ。ここで歌えばよいリーダーとなる。しちゅえーしょんの違いやな。
ビーバー隊のリーダーもなかなかいいもんだ。などと考えながらおにぎりを食べる。
震えながら食べるのもまたよい経験にはなると思うがお天気に越したことは無い。
みんな、おにぎりを食べるときの表情がいい。

1140出発

あんまりじっとしていても体が冷える。40分が限度だろう。出発することにする。ここから、目的地まで約30分少々。きつい登りがある。そんな話をみんなにしてから出発した。

このコースで唯一危険な(面白い?)行程だ。なにしろわき水が出ているところが凍っている!
つるつると滑るので慎重に登らないと行けない。もちろん、全員手袋をしている。

わあわあと大騒ぎ。これくらい氷がないと面白くない。
スカウトはもちろん喜んでいる。リーダーは全員、「気をつけて!」と叫んでいる。
もちろん、スカウト達はそんなことは聞いていない。
自ら氷を触りにいこうとしている。← そうでなくっちゃな。

ようやく登り切ったところから再び山道がはじまる。みんな、はあはあと息を切らせているが、目はきらきらと輝いている。それにしても20団の女性リーダー達は元気ではつらつとしている。
たくみに隊列の間に入ってスカウトを統制している姿に感心する。
そうか! みんな母なのだ。← 母は偉大
偉大な母は、やがて男の子から「おかん」と呼ばれる。(関西では)

1230 ガーデンパレス展望台

11450歩。トイレ。
絶景である。でも、スカウト達は雪で遊ぶ。それがたのしい。ここは標高850メートルくらい。
御影駅が50メートルくらいだから標高差800メートルを登ってきたことになる。
地元の小学生たちの遠足コースと聞いたことがあるが、低学年にはちょっときついかも知れない。
それにしてもよく登ってきたもんだ。
ここで、BVS隊長の壁から落ちるパフォーマンスが炸裂した。
右手からみると、ビーバー隊長は断崖の壁に寝そべっているように見える。
やがて、雪をぶつけられた隊長は左側へと落ちていった!
危なーい!と、女性リーダーが絶叫しながら走り寄る。
えへへへと壁の向こうから顔を出す。← ウケ狙いがあたった。

それではということで記念撮影。

なんと雪でハート型の氷を作ったのだそうだ。

1255 出発

展望台を出発してケーブル駅を目指す。
下りは滑らないか心配だ。みんな1列になって下山する。
しっかりとした足取りなのでこのまま下山できそうな気がする。

1337六甲ケーブル駅

15624歩。ほかにはあまりお客はいない。樹氷まつりがあるということだが、この時間帯は空いていた。ケーブルは2両編成だが前が吹きさらし、後ろ普通の車両で暖房が効いている。
もちろん、スカウトは前の車両に陣取る。そう、私も前に乗る。ベンチャー隊長はつらい。

1400 出発

ケーブルは偉大だ。ずんずん下っていく。
粉雪が舞ってきた。午前中は晴れていたので、なんとラッキーだったんだろう。
神様に感謝する。(今回は御神酒はない)
それにしてもスカウト達は実に楽しそうだ。

1410 六甲ケーブル下駅

ぞろぞろと降りてバス停にむかう。

1425 六甲ケーブル下のバス停

たくさんの先客がバスに乗車していたため、一本やり過ごすことにした。
10分間隔でバスが来るのでたいした待ち時間にはならない。

1436 阪急六甲のバス停

16130歩。10分少々で六甲駅近くにつく。

1449阪急六甲駅

普通電車に座れたのでそのまま十三まで乗ることにした。なかには爆睡するリーダーも。よほど疲れたのだろう。電車のなかの暖房は危険な誘惑に満ちている。

1534阪急蛍池駅

1558千里中央

17000歩。おおー、よく歩いたなあ。予定どおりだ。
最後は歌を歌って元気よく解散。

感想

[1] このコースはペースさえしっかり守れば小学校の低学年でも上れる。高低差800メートルの登坂はスカウト達の自信につながるだろう。
[2] ケーブルがあるので、エスケープ手段として安心して歩ける。
[3] 冬場はアイゼンは用意しておいたほうがよいだろう。今回は、麻縄を用意していったが使わなかった。
[4] トイレが少ないので事前にメンバーに知らせておくこと。冬場でも汗をかくので意外とトイレは我慢できる。
[5] リーダーは休憩と出発の合図を全員にしっかり知らせることが必要だ。そうでないとペースが狂うし、心が折れる人が出てくる。
[6] コースによっては、必ずしも山頂で昼食を食べなくてもよい。バテないように。
[7] 次も機会があったらハイキングの支援にいこうかな。ビーバー隊といっしょにいると元気がもらえる。

以上

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