ボーイスカウトのビーバー隊が六甲山に登山するというので、下見登山のお手伝いをした。調べてみたら10年ぶりだった。
さすらい記録
記録:2024.02.03
天候:晴れ
場所:風吹岩
出発:芦屋川駅
到着:岡本駅
地図:山と高原社「六甲」
道程:[1]芦屋川駅→[2]ロックガーデン→[3]風吹岩→[4]横池→ [5] 風吹岩→[5]金鳥山→[6]岡本駅
歩行:5時間
距離:約 10Km
体力:★★ (低山登山)
技術:★★ (むずかしいところはない)
見所:★★★(森の中が癒しになる)
お店:★ (駅近くにコンビニ)
駐車:なし
トイレ:駅、ロックガーデン入り口、保久良神社
備考:
0830 自宅
今日はボーイ活動と並行する。ほんま、ひさしぶり。足大丈夫かなとちょっと不安。
0930 芦屋川駅
駅前の公園にいく。冬季なのでハイカーは少なかった。われわれは4人のパーティ。スカウトたちのトイレなどの準備時間を計って、15分の時間を見込んだ。さあ、出発しよう。
0945 芦屋川駅出発
芦屋川沿いの道を北上する。いたるところに高座の滝の案内があるので迷わない。
しばらく歩いて、住宅街を抜けると、10時頃に高座の滝へのハイキングコースの入口に到着した。周囲の景色は山景色になる。このあたりで、体も少し温まってくる。子どもたちに上着を脱がせるタイミングの一つだ。
1015高座の滝
ハイキングコースの入口から、高座の滝まで15分くらい歩く。
懐かしい景色だ。なんども通過してきた場所である。ハイカーが数人いた。少ないな。
今回のコースでは、2つ目のトイレがある。シーズンになると行列ができるトイレである。
前にちょっとしたスペースがあるので、このあたりで子どもたちの着替えをさせようかと話した。
周囲をチェックしてから出発。
1020 ロックガーデン
急坂を超えてすぐにロックガーデンの入口に到着。ネーミング通りの岩だらけ。
三点支持で慎重に登っていく。足場はしっかりしているから、子どもでも登れるだろう。軍手はもってくるように言わないといけないな。
途中で、二メートルくらいの壁のような岩場に遭遇。慎重に足をかけてよじのぼるのだが、小さい子だと足が届かないのではないかと心配した。本番では、大人がサポートして引き上げようかということになった。
そんな心配をしてたら、後ろから、小学校低学年くらいの子どもが二人ずつやってきた。大人の姿は見えない?!
「あれっ、君たち二人だけ?」
「ううん、親はあとから来る」
「あの急な岩を登ってきたの?」
「そう。かんたんだったよ。」
あとから、ハアハア言ってやってきた女性に話を聞くと、小学生ではなく年中さんですって。
なんとまあ…。あの心配はなんだったのか?
も一人の女性もハアハアいいながらやってきて、これまた、一人は小学一年生。もう一人は五歳だとか。
われわれ一同は、呆気にとられた。心配するのは子どもより同伴の親のほうかもしれない…。
1050ひとつめの鉄塔
最後の急な岩場を登ると、見覚えのある鉄塔を見つけた。ロックガーデンから風吹き岩まで鉄塔は二つある。これが最初の鉄塔だ。何人かが休憩していた。景色も見える。
1120 風吹岩
歩きやすい山道を登って行くと、風吹き岩に到着した。たくさんのハイカーが休憩している。カップ麺を食べている子供もいた。いつものように猫がいる。住み着いているのだろう。
あれ?風吹岩の案内板が新しくなってる!
風吹き岩から見る神戸の町は、いつみても眺めがよい。
1130出発
本番当日はボーイ隊とカブ隊は別ルートで登る予定である。合流するのが横池にしようということになっている。ビーバー隊は横池で昼食を摂ることにしている。
1140横池
歩きやすい道である。風吹き岩からゆっくり歩いて10分で到着。
秋のシーズンだと紅葉が綺麗だが今は冬なので、がらんとした感じがする。看板には至るところにイノシシ注意と出ている。今日はイノシシは見かけなかった。
昼食に適した場所を物色した。当日、イノシシを見かけても近寄らないように注意しないといけない。
チェックも終わったので、風吹岩にもどることにした。
1150風吹岩
同じように歩いて十分もすると風吹き岩に到着。
ここから金鳥山に向けて下山して行く。
歩きやすい道がつづく。ほぼ一本道。分岐点には案内板もあるので迷わない。
1220 金長山
地図のルートの横には金鳥山がある。そこには標高点338とある。私はこの記号は四等三角点と勘違いしていた。実際に調べてみると標高点であることを知った。この地図によると338とメートル単位で表記されている。標高点には2種類あって、一つは、メートル単位のもの。空中写真を使って写真測量をおこなった標高点。もう一つは、現地で測量した点。メートル以下1位までを表示する。
三角点と勘違いしていた私は、ここに三角点があるに違いないと思い、近くを探索した。
すると、なにやら脇道らしきものがあるではないか。人の踏み跡もしっかりしているのでこの先に金鳥山があるだろうと見当をつけてあるくと、2分ほどで金鳥山に到着した。
そこには一人の女性ハイカーが座禅していた。瞑想しているようだ。
おじゃまします。すみません、と心のなかでつぶやいて、三角点を探した。
ところが、探しても三角点がない。(当然なんだが)
今から考えると、標高点の目安となるものがあってもいいのではないかと思っているが、ないものはない。でも、金鳥山の山頂には立ったなと自己満足。仲間の元へ戻った。
1230 金鳥山を出発
ここからは、ただただ下るだけ。途中から、大きな石段がつづく。
風雨で侵食が激しく、石だけが残っているので歩きにくい。神戸を見下ろしながらぐんぐん下る。
1300 保久良神社
空気が冷たい。保久良神社に到着。ここに待望のトイレがある。
出発してから2時間半くらいか。当日は横池で食事をするので、50分くらいは見ておくか。
と考えると3時間ちょっとはトイレをガマンさせないといけない。
神社をまっすぐ進んだところで、石垣沿いにくだる。
ルートは2種類あるが、左側のなだらかな尾根沿いの道を進むことにした。七曲がりの道をくねくね降りていくとやがて住宅街の中に降りた。
1325 岡本駅
保久良神社から下っていくと岡本八幡神社が見えてくる。小さな児童公園がある。
ここから住宅街を抜けて阪急岡本駅に到着した。
感想
[1] 小さな子どもでも十分登れるコースだ。
[2] 金鳥山には三角点はない。
[3] 横池にはイノシシがでるらしいので注意が必要だ。