【奈良】柳生街道(滝坂の道)2011

3 ハイキング
峠の茶屋

ひさしぶりのハイキング。せっかくだからボーイ隊プログラムの下見も兼ねて行ってくるか。
ということで、再び柳生の里へ行ってきました。
今回は、ボーイ隊のリーダー向けに下見モードで解説します。

さすらい記録

記録:2011.06.04
天候:くもり 最高気温28℃
場所:奈良 柳生の里
出発:近鉄奈良駅
到着:近鉄奈良駅
地図:近鉄電車てくてくまっぷ「柳生の里 滝阪の道」
道程:[1]奈良駅(バス)→ [2]忍辱山→[3]峠の茶屋→[4]首切り地蔵→[5]春日大社→[6]奈良駅
歩行:5時間
歩数:22890歩(自宅から)
距離:約13Km(コース自体は9.5km)
体力:★ (体力次第)
技術:★★(里山ハイクで歩きやすい )
見所:★★(里山ハイクで歩きやすい)
お店:★ (里山ハイクで歩きやすい)
備考:近鉄「てくてくまっぷ」
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20100505柳生街道 滝坂の道の高低差

0649 最寄りの駅

6:49の電車で「なんば」には7:13着の予定だった。
ところが、東三国でなにやら車内点検とかで2分も遅れてしまった。
結局、7:15に「なんば」に着いた。
近鉄電車「大阪難波」から快速急行が7:19に出発するので後4分しかない!
慌ててダッシュで乗り換えに走った。人ごみをかき分けて2分半でホームに到着。
なんとか快速急行に間に合った。
PITAPAを使って改札を通り過ぎているので切符を買っていたのでは間に合わない。
今回はバスの時刻表の関係で、絶対8時までに近鉄奈良駅に到着しないといけなかった。
本番の日には、これらのことを考えて、出発はもう一本か2本早めたほうがよいだろう。

0756 近鉄奈良駅

地下2階に電車が到着。地下1階に改札。バス乗り場は西改札口から。
トイレは東改札口を出たところにある。
近鉄駅構内に売店。弁当や飲み物が買える。
支払にはPITAPAが使える。西改札口を出て、5番出口の階段を上る。(写真)

5番出口から上る

0818 4番バス乗り場

たくさんの人が並んでいるが次から次へと来るバスに乗っていく。
通行人の邪魔にならないように待機しないといけない。
バスの番号は94番。石打行で忍辱山(にんにくせん)で下車する。
33分走る。乗客は10名くらい。優先座席は二人掛けで3シートほど。
空席は二人掛けシートで4から5というところか。
大人料金650円。後払い。お釣りのないようにしておかないといけない。

0850 忍辱山(にんにくせん)

2210歩。松村酒店の前にバス停がある。トイレはない。
自販機がある。ここで飲み物を補充できる。

0855 出発

今回は円成寺はパス。
バスが走ってきた方向に300mほど戻ると左側に柳生街道の入口。
案内板もあるので参考にするとよい。

最初の道は石畳だ。しばらく歩くと山道になる。
割りと平坦な道を1時間ほどゆっくり歩く。
標識があるので迷うことはない。「峠の茶屋」を目指す。

0938 峠の茶屋への分岐点

6902歩。
アスファルトの歩道。自転車が数台通行。100mほどで下水道施設。
下りの道を降りると、田んぼが現れる。お茶摘みの光景が見える。

1007 公衆トイレ(写真右)

9380歩。きれいなトイレ。飲み水は補給できない。
真向いに無人の野菜やお茶の売り場がある。

1016 峠の茶屋

歩計10023歩。200メートルほど進んで、左の小径を下る。
歩幅の狭い階段道を下る。急こう配だ。
ここからの道は人が一人通るくらいの小径。川と離れたりくっついたりだ。
時折、岩から染み出した水で道がぬかるんでいる。足元に注意して歩く場所が何か所かある。危険な場所はない。途中、真新しい鎖を施した道がある。その鎖を持ってあるけば安全だ。
周りの風景は、もののけ姫に出てくるような雰囲気。たまにカエルを踏みそうになる。

1045 地獄谷石窟仏

12452歩。奈良時代後期の作品。
森林浴が気持ち良い。下りばかりと思っていたら少しだけ上る道がある。
ドライブウェイを向こう側に渡り5分ほど歩くと池がある。

地獄谷石窟仏

1110 池

14420歩。
前回は、首切り地蔵のあたりで昼食にしたが今回は池の周りでお弁当にする。
十数人がまとまって食べるところがないかと探してみる。
池の横にベンチが二つ。奥にすすんだところに木の丸テーブルがあった。
その向こうに屋根つきの休憩所がある。

丸テーブルで昼食にする。
静かな池をぼんやり見ながらの昼食だ。心が癒される。
景色に興味がなければ首切り地蔵のところで昼食してもいいだろう。10分とかからない。

1210 出発

ゆっくりと昼食の時間を取ったのでそろそろ出発。
幼稚園の団体が下から登ってきた。みんな元気だ。引率者がへばり気味?

1218 首切り地蔵

歩計14999歩。トイレ。
ひんやりとした森の中に大木が2本。その根っこに大人の背丈くらいのお地蔵がいる。
これが荒木又衛門が切ったという首切り地蔵。← なんで切れてるねん。それはお楽しみ。
何百年か前にもこの地蔵を剣豪も見たのかなあ。
トイレの横の休憩所は屋根付。20数人は座れる。弁当を食べる人が多い。
ここは、忍辱山への北ルートと南ルートの分岐点でもある。
どちらの道を進んでもドライブウェイを経由しても峠の茶屋に合流する。
北ルートの方は、南ルートより距離が短い。

川のせせらぎを聞きながら下りの道をゆっくり進む。
石を敷き詰めた道なので、気をつけないと足を滑らせるかもしれない。
マイナスイオンをいっぱい浴びる。下から登ってくる人が多い。

朝日観音

1265年作。
ほんまに鎌倉時代の仏師って、やたらと彫りまくってるやん。← 素直な感想

朝日観音

1250 石灯籠

歩計17590歩。
この辺りで10㎞くらい歩いた計算になるが、疲れはそれほどでもない。
ゆるやかな下りが主体の道なので疲れが少ない。
柳生街道を過ぎると、民家の生活道になる。周囲には宗教団体の施設が点在する。
飛鳥小学校を過ぎてしばらく進むと、空也上人の旧跡がある。
それを右折するとすぐに春日大社の入口が見える。

1306 春日大社の入口

19258歩。この辺りまでくると日陰も少ない。
人も多くなってきて歩きにくい。やたらとシカがいる。そして、シカの糞もある。
昔、吉永小百合が「フンフンフン。シカのふーんー。」と歌っていたの思い出した。
(そう、あれは確か「俺たちひょうきん族」でやってたんや。)
どうでもいいことを思い出しながら先を進む。

1331 一の鳥居

あいかわらずすごい数の参拝客だ。
ん、鹿の角切り?
だからか。

1343 近鉄奈良駅

22890歩。13㎞くらい歩いた計算。
たくさんの観光客でいっぱい。
帰りの電車は、10分置きくらいに快速急行と急行があるので心配は不要。
大阪難波までは37分。
ちょっと喉が渇いたので「ひがしむき商店街」のマクドでシェイクを飲む。
100円やし…。
すると、もっと喉が乾いてしまった。← アホやな。ほんま。

近づいたら逃げて行った

感想

[1] ボーイ隊向きのワイルドな道ではないがたまにはのんびりハイクもよいだろう。
[2] 帰りのバスの心配をしなくて良いという理由で、下りのルートを下見した。
[2] たんぼや里山の風景を子供たちに見せてあげたい。
[3] 交通費が高いのが難点。バス代などはおつりのないように事前準備させること。
[4] 乗り換え時間には十分余裕を持たないといけない。
[5] テーマを与えながらハイキングすると楽しいだろう。
[6] 全般的に森の中を歩くので日陰が多い。真夏でない限り大汗をかくことはない
[7] 人通りは多いほうなので、緊急の場合でも困ることはないだろう。
[8] 携帯の電波は全般的にアンテナが立つ。
[9] 道標は整備されているので迷うことはない。
ただし、柳生街道を出てから春日大社へ入る右折するポイント(空也上人旧跡)を見逃さないこと。

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