春なのに~。桜咲いてるんとちゃうん。 どうせなら有名なとこ行こか。
よっしゃ、そんなら吉野のお山ってか。
さすらい記録
記録:2011.04.03
天候:雪のち曇り
場所:吉野山
出発:近鉄「吉野」
到着:近鉄「吉野」
地図:特になし
道程:[1]吉野→[2]吉野口→[3]花矢倉→[4]金峯山→[5]塩尾寺0→[6]吉野
Map: とくになし
歩行:3時間
距離:約 6.0Km(概算)
体力:★ (散歩感覚)
技術:★ (散歩感覚)
見所:★ (千本桜)
お店:★ (適当に土産物屋がある)
駐車:駅付近
トイレ:随所にある
備考:
0804 自宅
かねてから、一度行ってみたいと思っていた吉野山の桜。4月になったことだし出かけてみよう。大阪から奈良の吉野までは2時間以上かかるので行こうという気力が大切だ。
1023 近鉄「吉野」駅
万歩計1730歩。すごく寒い。駅を降りたら雪がちらほら降ってきた。
なんちゅうこっちゃ!
モノレール乗り場の前で若いお兄さんたちがもうすぐケーブルが出発するので 急いでくださーいと声を張り上げている。下から歩くつもりだったが、昨日の過激なハイキングのせいで足が痛んでいるので迷わずケーブルを選択。ケーブルは片道350円。往復600円。
…雪が降っている。往復を買うことにした。
すると、到着した途端、定員いっぱいですので次をお待ちくださいという。
なんじゃそりゃ。
その隙に、またまた若いお兄さんたちがここで記念撮影をさせてもらいます。ケーブル降り場で出来上がっています!買う買わないは自由ですから、とりあえず撮影だけお願いしますという。
はは~ん、例のやつやな。亀岡のトロッコ列車の中でもおなじようなことやってたな。こんな雪の日に写真撮影もないやろ。いらんいらんと断った。
断る勇気のない老夫婦は撮影に応じていた。
1030吉野口
桜はまったく見えず。時期が早すぎた。乗車時間は3分ほどと短い。降りてみたら、先ほどの写真屋がお客に撮影した写真を勧めていた。
なんと、写真の背景が桜満開ではないか!(それはないやろ)
あの老夫婦が購入したかどうかは見なかった
1035 金峯山寺 蔵王堂
金峯山への参道は、歩行者天国とか。バスは別経路を走る。
参道脇のお店では客を呼び込む声でにぎやかだ。きっと、今が一番のかき入れ時なんだろう。
しかし、明らかに人間の数より柿の葉寿司の数のほうが多い。焦る気持ちはよくわかる。今の柿の葉寿司は賞味期限が短いとか。
1044 東南寺
3377歩。雪がやみそうにない。それにしても寒いな。
無料写真センター
無料は2階だけ。1階は有料。なので1階はパス。全部無料にしたらいいのにね。
写真は1階にあった大きな足。なんやろね、これ。
1056 桜本坊
4595歩。みんな寒そうだ。
1137 横川の首塚
万歩計5981歩。
桜ほとんどなし。雪すごい。そいでもって寒い。
…誰も歩いていない。
うん。これもまた良いやん。舗装道路の横の木段を上る。
1142 花矢倉
6034歩。
太平記によると、ここで義経の忠臣が追いすがる敵の盾になって義経を逃したのだとか。
名前からは想像もできない。なんでも弓矢をビシビシ放ったそうな。
1147 水分神社(みくまりじんじゃ)
6203歩。
昔。水を配っていた。「みずをくばる」からなまって「みくまり」となった。
この字は読めんな。
1200 高城山の展望台
6842歩。
展望台のふもとのところで休憩。ここから眺める景色は冬景色。
なにも見えん…。しかし、これもまた良し。
せっかくなんで、ワンカップ酒で感謝の乾杯。←これが一番良い
1218 金峯山の鳥居
7096歩。
相変わらずの雪。
とてもハイキングに来た服装ではないとわかるアベックが50メートルほど先で折り返してきた。
中年の男性が苦笑いをして私を見た。連れ合いの女性は不機嫌そうだった。私がシートを頭からかぶって歩いているから笑ったのか。いや、違うな。目論見が外れたって表情だった。
金峯山の鳥居 吹雪のお堂
1228 義経の隠れの塔
7524歩。
こんなところに隠れてたんやろか。義経さんといえば、鞍馬山へいったときも背比べ岩というとこで逸話を読んだことを思い出す。追いかけまくられてるやん。かわいそうに。
ここで、ポットに用意したお湯でシジミ汁を飲む。コーヒーではなくシジミ汁。適当に家にあったものを詰めてきただけ。とはいえ、体が冷えていたので暖かい飲み物はありがたい。今が4月とはとても思えない。
1247 バス停
8176歩。
13時出発まで時間があるのでバスの中で休憩させてもらった。バスの中は暖かかった。
運転手さんがプレハブの休憩所で弁当を食べている。
1300 バス
400円也。
乗客は私たちだけ。運転手さんとよもやま話をした。
このあたりでは3月末まではたいてい雪が50、60センチは積もっているそうな。
先日、バスが通れるように雪かきしたところ。暖冬が続いたので、昨年なぞは4月の最初から桜が咲いて観光客が訪れたな。
しかし、例年は4月の中旬くらいが桜の見ごろだろう。この辺りは桜の季節しか人が来ないから、お店も必死になって売ろうとしてる。
あんたら下から歩いてきたんか。けっこう距離あったやろ。桜の見頃には、みんな下からぼちぼち登ってきて、このバスで下まで降りる人が多いな。
1315 バス停
1330 西澤屋で昼食
ここでクズうどん定食を食べた。なかなかおいしかった。運転手さんが勧めるだけのことはある。
最初、「にしだわや」って聞いたが、どうもなまっているらしい。
どう考えても「にしざわや」やん。和歌山の人かな。「ざじずぜぞ」が「だじづでど」に聞こえる。
この辺りの家は「吉野建て」といって、住処は下のほうに続いている。
だから、トイレは階段を降りたところにある。店が2階にあるのだ。
1439 吉野山駅
10521歩。
帰りのケーブルに乗る。ちいさなゴンドラなので乗り込むと大きく揺れる。参道沿いの店では、相変わらず大きな声でお客を呼び込んでいる。途中でお土産を買って帰りの電車に乗る。
電車の中では爆睡。
雪で体が冷えた上に、けっこうな運動量だったので暖かい電車の中では眠気に勝てない。通路に倒れたらどうしようかというくらい前かがみになって寝てしまった。
感想
[1] 桜を見るなら4月中旬頃です。しかし、雪景色の吉野もまた良し。
[2] できれば下から歩いて登りたい。
[3] 遠いので電車の時刻表をチェックしておくこと。