【宝塚】武田尾から中山縦走 2020

遠くに剣尾山がみえる 1 登山(関西)
遠くに剣尾山がみえる

さすらい記録

記録:2020.01.19
天候:晴れ
場所:大峰山、中山
出発:武田尾駅
到着:中山観音駅
地図:山と高原社「北摂・京都西山」
道程:[1]武田尾駅→[2]さくら広場→[3]東屋→[4]大峰山→ [5]中山 →[6]中山観音駅
歩行:2時間20分
距離:約 13km
体力:★★ (最初は少し急な坂)
技術:★★ (大峰山付近では迷うかもしれない)
見所:★  (大峰山を過ぎたところで展望)
お店:★  (中山観音駅までお店はない)
駐車:武田尾駅
トイレ:武田尾駅、周辺に2つ。中山奥の院
備考:大峰山、安倉山、中山

0630 千里中央

ひさしぶりにボーイ隊のハイキングに同行することになった。スカウトは全員で11名。リーダーは隊長含め4名だ。暖冬なのだが、耐寒登山と銘打った団行事でもある。全隊で中山に登ることに。ビーバー隊やカブ隊は別経路で登り、山頂付近で合流する予定だ。ボーイ隊は早めに出発して武田尾まで足を伸ばし、そこから、大峰山経由で縦走する。

0800 武田尾駅

キンキンに冷えた駅におり立つ。他には降車客はいない。われわれボーイ隊だけだ。自動改札機が1台。その横を通り抜けることができるが、これは切符の客用。すぐそばの箱に切符を入れる。客待ちをしているバスが一台停車しているだけだ。駅にはトイレがあるが、二人しか入れないので、少し離れたところにある公衆トイレへ向かう。広々とした武庫川を眺めながら歩いていく。シーズンならハイカーがたくさん歩いているはずだ。

トイレをすませると、隊長はスカウトたちを集めてコースの説明と宿題を与える。スカウトたちはあらかじめ2万5千分の1の地図に磁北線を書き入れて、ルートをたどることになる。

0830 さくら広場

地図を持った班長を先頭にして出発。リーダーはその後をついていく。スカウトたちは眠そうだったが、なにやら話をしながら先へ進んでいく。目的のさくら広場まで2本のトンネルをくぐる。なんだか、生暖かい気がする。

と、トンネルを出ると、そこは桜広場だった。しかし、スカウトたちは何も考えずに歩いていく。班長だけが、迷って立ち止まっている。おいおい、この先を進むと生瀬駅までいってしまうぞ。われわれは大峰山を目指すのだ。そこで、間違いに気がついたスカウトたちがぞろぞろ戻ってきた。

0900 東屋

さくら広場から、班長を先頭にして急坂を登り始める。このコースは、最初は急登なのだ。それなのにピッチを考えずにどんどん上っていく。後をついていくわれわれも息があがる。しばらくして、東屋に到着。何人かのスカウトがハアハア言っている。10分の小休止。それにしてもピッチが速い。やみくもに上っていく感じだ。先頭と最後尾の間が開いていく。班長に、もう少し後ろのスカウトのペースも考慮して歩くように指示する。先頭を行くものの役目はむずかしい。

1000 大峰山(552.3m)

ゆるやかな尾根沿いをあるいていると山頂広場に到着した。残念ながら眺望はよくない。よくないが三等三角点はある。ここで、スカウトたちは宿題である「三角点の拓本」をとる。

1040 安倉山(464.9m)

かなりいいペースで歩いていたが、いきなり「安倉山」の標識に出会った。ルートにない名前である。途中で道を間違えてしまった。私はこっそりとスマホでGPSを利用した山と高原社の地図を確認した。うん?500メートルは間違ったな。大峰山からすぐの分岐を間違って右に折れてしまったのだ。私は内心、安倉山(あくらやま)を一つゲットできたので嬉しかったが、スカウトたちはぐったりしているようだった。

リーダーは、危険がない限り、スカウトたちにルートの間違いを指摘したりはしないのが普通だ。しかし、今回は、団行事なので合流する時間が決まっている。そこで、班長に場所を示した上で、引き返すことにした。30分はロスしただろう。急な上り坂を登り返す。

1120 鉄塔付近で剣尾山を見つける

道は間違って時間をロスしたが、スカウトたちは元気だ。ま、間違ったものは仕方がない。隊長が、電話で他隊に合流に遅れる旨を連絡する。私の足はまだまだ元気だ。まだまだ、ついていける。
やがて、見晴らしの良い場所に出た。送電線がある場所だ。ここから地図を見比べて「剣尾山」を見つけなさいという課題を解くのだ。ランドマークとなる送電線と山の関係を把握する必要がある。できないスカウトは、帰ってから復習することになる。こうして、地図読みを少しずつ習得していくのだ。中学生には少し荷が重いかもしれないが、すぐに習得するだろう。しばらくいると風が体に当たって冷えるので、ここで昼食を取らずに先に進むことにした。

1150 昼食

他隊と約束した時間には間に合わないことが決定的になったので、車道に出たところで昼食にする。みんな朝はやく起きてるのでお腹が減っているのだった。わいわい言いながら昼食。今回は、カップラーメンとおにぎりだ。ポットに熱湯を入れてきている。バーナーは使わない。私はカップヌードルの謎肉増量を食べた。謎肉とはどういう意味だろう?ま、こういうところで食べるカップメンは美味しい。しかし、ポットのお湯だけでは、1~2分は余分に待たないと麺が硬い。

さあ、ここで昼食にしよう
さあ、ここで昼食にしよう

1220 出発

お腹がいっぱいになると元気がでるから不思議だ。到着したときとは見違えるような表情になって、元気に出発した。ゴルフ場の横を抜けて、ながながとした登山道を中山を目指して進む。

出発してすぐのところにダムがあった
出発してすぐのところにダムがあった

1300 中山(478m)

やがて、中山の山頂に到着した。たくさんのハイカーが休憩していた。お腹がいっぱいになった割には、スカウトたちは疲れているなあ。最初の頃に、飛ばして歩いたのが堪えたのだろう。ふくらはぎが痛いとかいって座り込んでいる。高校生とちがって、まだまだ体ができあがっていないので無理はない。次回からペース配分というのもテーマにすればよいだろう。さあ、休んでばかりはいられない。ここから奥の院までは2.6kmあるのだ。今回の合流の場所として予定した「安らぎ広場」には寄らないことになった。下り道をひたすら進んでいく。

1330 中山奥の院

下り道は速い。ゴツゴツとした石が多い道を飛ぶように降りていく。いつもながらのスカウトたちの光景だ。スカウトたちの影を見失わないようにリーダーが急ぐ。

やがて、奥の院に到着した。ここでトイレを済ませる。出発してから2回めのトイレである。他のボーイスカウト団のカブ隊が来ていた。あいかわらずカブスカウトは元気だった。15分ほど小休止。

まあ、速いのなんのって。駆け足でもしてるのではないかというくらい速い。体が軽いから、普通に歩いていても速いのだ。それに引き換えリーダーの体は重い。したがって、黙々と下るのみである。中山の登山道は参詣道でもあるが、石が多くて歩き辛い。17丁という石標を見てから順に数えながら降りていった。どうも丁の長さがバラバラのような気がする。

1420 中山観音駅

やがて、中山寺の敷地付近に到着。舗装道路を歩いて中山観音駅に着いた。他隊はすでに帰途についている。駅では班長がみんなの切符を買う。その間に年下のスカウトたちが、プリクラがあると騒いでいた。それは証明写真だ。

1500 蛍池駅

モノレールの乗り換え駅でもある蛍池駅に到着。ここで、一度集合してから、隊活動を解散した。遠隔地から参加しているスカウトがいるためだ。みんな、疲れていたが元気は残っている。

感想

[1] トイレは、武田尾駅にあるが、中山奥の院まではないので注意すること。
[2] 最初の上りは急なのでスピードをあげないようにすること
[3] 十分に下調べをしておかないと途中で道にまようかもしれない。

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