新しく購入したトレッキングシューズのためし履きにどっかへ行こう。一番近いのは高尾山?
さすらい記録
記録:2019.08.25
天候:晴れ
場所:高尾山
出発:高尾山登山口
到着:高尾山登山口
地図:YAMAP(スマホのアプリ)
道程:[1]高尾山口駅→[2]稲荷山コース→[3]山頂→[4]6号研究路→ [5]高尾山口駅
距離:約 8Km
体力:★ (ハイキング感覚)
技術:★ (むずかしいところはない)
見所:★ (山頂からの景色)
お店:★ (登山口や山頂)
駐車:高尾山登山口
トイレ:高尾山口駅、山頂付近
備考:
0621 品川
0640 新宿
0647発(京王線)
車窓から眺めてると、関東平野の広さを実感する。関西育ちの私は、普段から生駒や六甲、箕面などの山々に囲まれてるから、山が見えないと不安になる。関東平野は、東西南北がわかりにくい。
0740 高尾山口
たくさんの人がホームに降りた。ホームから見る景色も確認しながら、ゆっくりと改札へ向かう。きれいな駅だ。空は雲はあるものの、ときおり太陽が顔出している。予想では最高気温32度だとか。暑くなりそうだ。駅のトイレを使ってみた。きれいだったが、たくさんのハイカーが行列を作っていた。
高尾山口駅のホーム
駅前は、登山会の団体もいて、にぎわっている。すぐ横にあるお土産物屋をのぞいてみたら、お弁当を売っていたので買った。520円也。少々高い。
今回は、紙の地図を用意していない。スマホのYAMAPアプリを使うつもりだ。地図とコンパスは関西の自宅に置いてきている。
さて、どこから出発しようか。駅前には大きな地図が掲げてあって、高尾山までのコースを解説している。稲荷山コースというのが一番長くてハードなコースという説明だ。

じゃあ、そのコースをたどってみようか。と、みると、他の登山客は、ノータイムで右に向かって歩いているではないか。常連客ばかりなのかもしれない。
せっかく来たのでのんびり登ろう。
たくさんの登山客といっしょに、ぼちぼち歩き始めた。
0802 登山口(ケーブルカー乗り場のすぐ横)
ケーブルカーの切符を求める人はちらほら。この時間帯ではそんなに多くの人はいない。多くの人はそのまま1号経路の方向に歩いて行った。稲荷山コースへの入口から、すぐに階段が始まった。
しばらく階段を登ることになる。といっても数分。
しばらくするとよく踏まれた山道になった。地面は固い。木々に囲まれているので木陰が多く、涼しく歩くことができる。私の前後には数人のハイカーが歩いている。楽しそうに会話している。
0838 稲荷山展望所
展望所という案内があったので眺めてみる。たくさんのハイカーが休憩していた。そして、みんなよく喋っていた。ここからいろいろなものが見えるらしい。あいにく霞がかかってぼんやりとしかみえない。水分を補給してから、すぐに出発することにした。
道幅は広めで、ゆったりと歩くことができる。アブラゼミやツクツクボウシが鳴いている。勾配もゆるく、いい感じの道だ。木陰も多いので直射日光はあたらない。できるだけ味わいながら歩いていると、すたすたと早足で追い抜かしていくハイカーも多い。
顔に大汗をかいているハイカーが多い。体形をみても、かなりのメタボのご様子。健康のために鍛錬しているのだろうか。前傾姿勢で黙々と登っている。
道は、ところどころ根っこが出ているので、気を付けないとつまずきそうだ。鞍馬山の木の根道を思い出す。
やがて、くねくねとした山道を歩く。標識はしっかりしているので迷うことはない。
0918 5号研究路との分岐点
山頂へと続く階段道が見える。後から考えても、この階段が唯一の急こう配だった。
5分ほど、階段を上った。いままでが緩かったのできつく感じる。
0921 山頂
ひょこりと高雄山の広場に出る。すでにたくさんの人がいて、景色を眺めたり、弁当を食べたりしていた。お店はまだ準備中だった。ここまで3.6km歩いたとアプリが記録してる。
案内板の説明を読んでいたら、ここが「明治の森高尾国定公園」であると書いてあった。東海自然道の起点だ。ここから1600km離れたところに「明治の森箕面国定公園」がある。いつも行き慣れた公園だ。奇しくも両拠点に訪れたことになる。
0925 高尾山山頂599メートルという標識で記念撮影。
有名な高尾山に登頂できて光栄である。と、心のなかで思った。
すぐ前に、東京水道局の水飲み場があった。美味しい水だそうだ。試しに飲んでみた。特段、美味しいとは思わなかったが、山頂で水道水が飲めるのはアドバンテージが高い。
恒例のお神酒を捧げる。朝が早かったので弁当を食べることにした。休憩所にはまだまだ空席があったが、せっかくなので景色が見える石縁に腰掛けて食べた。お昼ごろになったら、座るところもないほどハイカーが増えるとか。近くにいた登山客がそう話しているのを耳にした。
犬を連れた人、子連れのハイカー、あんたその靴はあかんやろと関西人ならツッコミをいれたくなるような靴を履いている人、今にも倒れそうな高齢の人。いろいろな人が登ってきた。
1000 出発
さあ、下山しよう。案内の地図を見る。帰りは6号研究路を下ることにした。沢沿い歩きらしい。ええやん。好きなタイプの路だ。コースタイムは下りで70分とある。うっかりすると1時間以内で下山してしまいそうだ。
緩やかな下りを歩いていく。6号路は少し迂回する。標識があるから迷わない。ハイカーが写らないように写真を撮るのが大変なくらいハイカーがいる。
やがて、沢沿いを下る。たくさんのハイカーが下から登ってくる。私を含めて、この時間帯に下っているハイカーは少ない。
老若男女さまざまなハイカーが登ってくる。
高尾山が愛されている理由がわかるような気がする。それぞれの体力に見合ったコースが提供されているからだろう。それに、マイナスイオンを感じる。山という感じが漂っている。
沢沿いの路は狭いので、すれ違うのになんども立ち止まらないといけない。
しかし、急ぐ行程でもない。それに、ゆっくり降りないとあっというまに下山してしまいそうでもったいない。
途中、沢の中を歩くのだが勾配が急なので気を付けないと足を滑らせそうだ。買ったばかりのモンベルの靴はしっかりとしたグリップ力を発揮してくれた。ビブラムソールとかわらんかもしれない。1日くらいではわからんか。
川沿いの道は、せせらぎの音を聞きながらなので楽しい気分になる。沢歩きが過ぎると、普通の歩きやすい山道になる。子連れハイカーが一段と増え、沢遊びをしている親子を見かけるようになった。鳥の鳴き声も聞こえるが、セミの鳴き声も聞こえる。まさに、夏休みの雰囲気がマックス。
1050 琵琶滝
やがて、琵琶滝に差し掛かった。少しコースを外れて琵琶滝というのを見に行った。そこは、滝があったが、修験場であった。修験僧の方が滝にうたれて大音声で唱えていたのだ。すごい迫力だ。修験者を撮影しないでくれとあったので、注意深く滝だけを撮影した。なにか、荘厳な感じがする。この高尾山にはいろいろな要素がいっぱい詰まってる。
1116 高尾山口駅
琵琶滝を過ぎると、平坦な山道を降りるのみである。やがて、登山口(下山口)に到着した。そのまま、高尾山口駅まで歩く。
駅前には、靴洗場があることに気がついた。サービス満点。ここで、靴についた泥を落とす。
目の前が駅だ。
まだまだ、たくさんの人がいるではないか。電車が到着したのか、改札口から多くのハイカーが出てくる。これから山頂に登ろうというハイカーであろう。お昼を考えても十分間に合う時間帯だ。
ふと、スマホの時計をみたら19分発の電車がある。あと、3分だ。
さあ、帰ろう。
感想
[1] 6号研究路は、下りのルートではなく上りのルートにしたほうがよい。
[2] 稲荷山コースは下りのルートにしたほうが膝にやさしい。
[3] 高尾山口のトイレはきれいだが混む。
[4] 小さな子供でも十分登れる。