【屋久島】 熱踏!宮ノ浦岳 縦走 2日目

念願の宮之浦岳だ!2 登山(関西以外)
念願の宮之浦岳だ!

今日は宮之浦岳に登るぞ!10時間はかかりそう。
重いザックを担いでいざ出発。

さすらい記録

記録:2016.07.29
天候:晴れ
場所:屋久島
出発:淀川登山口
到着:新高塚小屋
地図:山と高原社「屋久島・宮之浦岳」
道程: [1]番ヶ峰キャンプ場→[2]淀川登山口→[3]宮ノ浦岳→ [4] 新高塚小屋
歩行:11時間
距離:13kmくらい
体力:★★★ (しっかりと訓練が必要)
技術:★★ (重いザックを背負っての登山)
見所:★★★(大自然が素晴らしい!)
お店:★  (地元のスーパー)
駐車:淀川登山口(5,6台)
トイレ:淀川登山口、淀川小屋
備考: 初日

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一年前から計画していた屋久島縦走プロジェクト。
スカウトたちも気合いが入っている。

●1日目は、安房のキャンプ場で野営
●2日目は、淀川登山口から宮ノ浦岳を経由して新高塚小屋 泊
●3日目は、縄文杉から白谷雲水峡
●4日目は、鹿児島へ
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0400 起床

スカウト達は、3時過ぎには起き出したようだ。
テントに着いた露をバタバタと払っている音がする。我々リーダーがテントからでたときにはテントの収納も終わっていた。顔を洗って海を見るとうっすらと東の空が明るい。昨夜の雨でテントが濡れている。干したいところだがそうもいかない。
手早くたたんでザックに押し込む。朝食は淀川小屋で食べる予定だ。

日の出は5時13分
日の出は5時13分

0445 タクシーが到着

9人乗りのタクシーを予約してある。
準備のできたスカウトから荷物を積んでいく。

0500 タクシーで出発

薄暗いなか、淀川登山口にむけて出発した。
ここから、4、50分はかかる距離だ。
道中、運転手さんから屋久島にまつわる話をきかせていただいた。
縄文杉などは、不細工な杉なので伐採を免れたのだとか。
まっすぐな杉ほど切られる。人間の世界といっしょやなあ。
スカウト達はクルマの中で爆睡している。

9人乗りタクシーで移動
9人乗りタクシーで移動

0550 淀川登山口(標高1360m)

くねくねと山道を登っていくと、やがて登山口に到着した。
車が4台、停まっている。
標識には「よどがわとざんぐち」とあるが、地元のかたは「よどごう」と呼ぶ。
川のことを「ごう」と呼ぶのだそうだ。普通の男女別のトイレがある。

車から、一人の女性がおはようございますと声をかけてこられた。
箕面6団のWスカウトだ。運転席からお母さんが降りてきた。
スカウト同志の会話から偶然にも屋久島に行くことがわかったのでいっしょに登ることになったのだ。一人用テントを背負った重装備の女子スカウトだ。

全員でラジオ体操する。
最初に準備運動しておかないと怪我の元である。

今回の縦走は、ゆっくりしたペースで歩くことに決めている。せっかく遠いところに来たのだから、弾丸登山はもったいない。ゆっくり景色を楽しみながら歩く。

0613 出発

さあ、行こう!10名のパーティだ。(豊中20団9名+箕面6団1名)
全員の体力を考えて、私が先導。次が女性リーダーと女子スカウト。
真ん中に男子スカウトが入り、最後尾はVS隊で一番脚力のあるKスカウトと決めた 。
いつもは、先に先にと飛ばすKスカウトだが、今回はしんどい最後尾を守ってもらうことにした。
各自の装備は12~15㎏くらい。事前に15㎏の重さのザックで縦走訓練してきている
水分補給がルート上でできるのでありがたい。それだけザックを軽くできる。

高低差550メートルを7時間かけてゆっくり踏破しよう。
気持ちを引き締めて、第一歩を踏み出した。

0715 淀川小屋(標高1380m)

すでに汗びっしょり。出発から1.5kmほど歩いた計算だ。
軽装だとここまで40分くらいで来られるだろうが、重いザックを担ぐと1時間はかかる。

さあ、お待ちかねの朝食だ。
小屋には数名の登山客がいて下山の準備をしていた。
なんでも静岡から来られたらしい。自分たちのことを「やくちゅう」と言っている。
屋久島中毒を略して「やくちゅう」というのだそうだ。
一人の女性なぞ、もう30回は来ているらしい。まるで金剛山の回数登山やん。
小屋の横にきれいな小川があって、そこは水汲み場である。
みんなで水を汲んできて、飲みながら朝食だ。
ほとんどのスカウトがパンである。火をつけているスカウトはいない。
昼用にアルファ米のレトルト食品を持参してきたスカウトは、水を入れている。
山頂でちょうど食べごろになるだろう。

0740 出発

ここは最後のトイレ場だ。尿意がなくてもトイレにいっとけと命ずる
みんな順番に並んで用を足す。ここ以外は、すべて携帯トイレブースなのだ。それにしてもここのトイレは臭いがキツイぜ。ゆっくりペースで歩き出した。

展望ポイント

景色のよい展望ポイントがあった。快晴なので絶景である。
先に2人のパーティが来ていた。どうやら、一人はガイドさんらしい。

0930 小花之江河

森の中を抜けて歩いていると、やがて下り坂になった。すると、ぽかっと空間が開けた。
ここは?小花之江河?
へーといいながら周囲を見回す。でも、もっと先の花之江河がいいって言う。
そこで休憩しようと先へ進んだ。

20160729_0954花之江河

0950花之江河(標高1620m)

日本最南端にある湿原だ。こんなところにこんな景色があるんやな。
のどかな風景が展開する。遠くに黒味岳が見え隠れする。
もうしばらくすると上昇気流が山頂付近に達すると冷えて雨になるかもしれない。
でも、ゆっくり進むことにした。長丁場だから全員の体力を温存しないといけない。

1024 黒味別れ

1100 翁岳

アップダウンの激しい道が続く。
全員が13kgくらいのザックを担いでいるので、上りも下りもたいへんだ。
事前に15kgのザックを担いだ訓練登山をしているので無難にこなしている。

1125 投石平

素晴らしい眺めだ。360度の眺望だ。大きな岩の上で周囲を見回す。
小さな猿がそばでエサを摂っている。

20160729屋久島 投石平

投石岩屋

岩屋へ向かってロープを使って登る。

途中でなんども屋久シカに出会う。どうどうと山道を歩いているのだ。
こちらを見ても逃げようとしない。それどころか、こちらをじっとガン見してくる。

栗生岳

このあたりまでくると、すっかり森林限界の景色になっている。
雨がぱらぱらと降ってきた。雲の流れが速く、風も強くなってきた。
みんなの息も荒い。見上げると大きな山がそこにある。
お願いだ。山頂では晴れてくれ!

1330 宮之浦岳(標高1936m)

おおお~、とうとう着いた!日本百名山の100番目
ガスが晴れないのは残念だが、なんとか雨は止んだようだ。
山頂には私たち以外は誰もいない。みんなで隊旗を持って記念撮影。
さあ、昼ごはんにしよう。

Sスカウトは、今話題の「ポケモンGo」でモンスターを探してみた。
驚きの声が上がった。ジムがある?!
で、そこのトレーナーの強さがCP2800以上もある?!
ゲームがリリースしてからまだ1週間なのにこんな強い数値はあり得ない。
きっと、外国人がやってきて登録したんだろうという話になった。
よくまあ、こんなところでと感心した。

1430 出発

ゆっくりした。ガスで視界はゼロだけど満足だ。
九州でここより高い場所はない。さあ、出発しよう。

1448 焼野三叉路

標高は1780メートルくらいか。相変わらず森林限界が続く。
雨は降っていない。昼食を食べたので、少しはザックが軽く感じる。

1524 平石

歩いても歩いても目的地に着かない。そんな感じがする
宮ノ浦岳から新高塚小屋までは2時間半くらいの距離だが、ゆっくりペースなのでもうちょっとかかるだろう。

森林限界の山道をひたすら歩く。
悠々と牡鹿が通り過ぎる。いつもの景色なのだろう。

新高塚小屋までの距離を見てはあと少し。あと少しと歩く。
しかし、次の標識をみても距離は縮まらない。なんじゃ、これ。
だんだん標識の距離を信じなくなってきた。スカウトたちがぶつぶつ言っている。信用ならない。そのとおり。私もそう思う。

1713 新高塚小屋(標高1460m)

ようやく山小屋についた。下りは高低差が470mもあったのだ。
板場のテントサイトはがらんとしている。

山小屋には灯りは無い。薄暗い中をのぞいてみると先客はたった2人だけだ。
7月中は山小屋は空いているらしい。先客はシュラフに入って寝ていた。

さてどうしようか。山小屋に寝てもよし、テントに寝てもいい。
結局、山小屋泊まりは、スカウト3名、リーダー1名。
テントサイトは、スカウト3名、リーダー2名。となった。
私はテントだ。せっかく背負ってきたのだから。自由気ままなのがよい。
板場は途中で少しへこんでいた。斜めなのだ。張り場所がむずかしい。

明るいうちにテントを設営し、食事の用意にかかる。
板場を少しいったところに水場がある。水がちょろちょろとホースで誘導されている。
下に受けているオケには水がたまっている。タオルに冷たい水を含ませて体を拭く
ああ、気持ちいいなあ。
まさか、ここで素っ裸になるわけにはいかないのでこれで我慢する。
それでも、冷たいタオルで体を拭くと生き返る。
ん?肩が痛い。ザックのせいか。

1830 夕ご飯

各自が自由に炊飯。スカウトたちも集まってなにやら楽しそうだ。一生懸命しゃべってる。高校三年生は受験本を手にしている。彼らには何にも指示しないことにしている。
自由に楽しめ。そう、思っている。20団のベンチャー隊はみんないいヤツらだ。

体調のすぐれないスカウトはいないか。
スカウトの顔色を見ると大丈夫ですサインが出てる。
よしよし。← リーダーのほうが心配

私たちリーダー3名は集まって夕食。
お湯を沸かしての夕ご飯はアルファ米だ。でも、おいしい。体中の水分は屋久島の水に置き換わっているだろう。体がカロリーを要求している。味は二の次だ。

こっそり持ってきた焼酎の「三岳」とつまみを取り出した。ハハハ。
2人でお湯割りにして乾杯する。(1人は体質的に飲めない)

なんとか安全にここまで来れたことを山の神様に感謝する。
そう、私はいっつも神様とご先祖様に感謝して御神酒をいただいているのだ。
少々ザックが重くなってもこれだけは持って上がれる。← 酒飲みのいやしさ
許せ、世の中のボーイスカウトのリーダーたちよ。

2000 就寝

もう、目を開けてられない。体が休息を要求している。
テントに入って、シュラフにもぐり込んだら、とたんに睡魔に襲われた。

スカウトたちは夜空を見ているようだ。
テントの向こうで、流れ星を数えてわあわあ言っている。都会では見られない夜空が手の届くところにあるのだ。

明日は、朝5時出発の予定を変更して6時出発にした。疲れているかもしれない。1時間でも長く寝かせようと思った。スカウトたちは黙ってうなずく。

三日目へと続く

感想

[1] 汗を一杯かいたので携帯トイレは一度も使わなかった
[2] 水の補給はまったく心配いらない。
[3] 突然、雨が降ってくるので、晴れていてもザックカバーはしておくほうがよい
[4] 夜は寒いのでシュラフはあったほうがよいだろう。

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