【六甲】摩耶山から長峰山 2014

1 登山(関西)
遠くに大阪湾が見える

この登山で2009年から数えてハイキングシリーズ200回目!
長かったなあ。今日はベンチャー隊といっしょだ。
気合いを入れて登ろう。

さすらい記録

記録:2014.12.14 (日)
天候:晴れ
場所:摩耶山から長峰山
出発:阪急「王子公園」駅
到着:阪急「六甲」駅
地図:山と高原地図「六甲・摩耶」
道程:[1] 王子公園 -> [2] 青谷道 -> [3] 摩耶山 -> [4] 杣谷峠 -> [5] 長峰山 -> [6] 厳島神社 -> [7] 六甲駅
歩行:5時間
距離:約16Km
体力:★★ (少しきついか)
技術:★★ (少しきついか)
見所:★★ (掬星台からの眺望)
お店:★  (とくにない)
駐車:掬星台
トイレ:駅、掬星台、杣谷峠
備考:

0737千里中央モノレール

今朝の気温は1度。関西弁で「さっぶぅ。」と表現したい朝だ。
誰からも登山メールへの返信がなかったが、元気にスカウト全員が集合。よしよし。
スカウトの他には、私を含めてリーダーが2名と保護者1名の合計3名。
パーティーは全員で9名である。

0813 阪急十三駅(じゅうそう)

一本電車に乗り遅れた。普通に乗る。
スカウト同士は楽しそうにしゃべっている。

0840王子公園駅到着

ここでトイレにいっておかないと掬星台まではないのだ。
あいかわらず女子用は並んでいるなあ。
出発前に記念撮影しとこう。こんな風に全員で撮るのもほんと久しぶりだ。

改札口で記念撮影

0845出発

さあ、出発しよう。私が先導することにした。
駅前の道路を渡り川沿いの道まで移動する。角の公園にはたくさんのハイカーがあつまっていた。
リーダーらしき初老の男性がみんなになにやら話している。
今日の行程の説明かな。
ちらっと横目で見て先に進む。
まばらな雲が時折見えるだけで青空が広がっている。
川沿いの道を山に向かって歩くと目の前の摩耶山がズンと迫ってくるようだ。
しばらく川沿いを歩いて、青谷橋を渡る。

0911青谷道の入口

さあ、ここから登山開始だ。
みんなに身支度を整えるように伝える。
しばらくはコンクリートで固めた坂道が続く。
人数も多いとおしゃべりで賑やかだ。

0927観光茶園

摩耶山まで2.5㎞という標示。数人のハイカーが休んでいた。

0930登山会の山小屋

一列になって黙々と登っていく。観光茶園を行き過ぎるとやがて山小屋にたどり着いた。
一汗かいて体が温まったのでダウンジャケットを脱ぐ。
地元の人が記念撮影を手伝いましょうと親切に声をかけていただいた。
せっかくなので全員で写真を撮ることにした。

今回は駅前といい、揃って撮影する機会が増えそうだな。

さあ、はっちゃけて!と神戸弁?で声をかけられたので笑顔の撮影となった。
「はっちゃけて」なんて言葉は初めて聞いた。
後でネットで調べたら2001年頃に流行った俗語らしい。
もっと楽しくいきましょう!みたいなニュアンスらしい。
その時はよくわからなかったが、なんとなくニュアンスが伝わるから不思議だ。
女子スカウトが大笑いしていた。

0945行者堂

ここから、急な登山道を黙々と登る。先導する私はいつもの単独の時のピッチ。
ちょっと速いペースだが、高校生スカウト達はついてくる。
みんなしんどいとかいいながらもしゃべる声は元気だ。
やっぱり体力がついているな。

1020 旧天上寺山門へと続く合流地点

ここまで一気に登ってきたので休憩する。後ろとの距離が少し空いたようだ。
高校生といえども疲れるようだ。運動部が座り込んでいた。笑
Sスカウトが元気なので驚く。「君、体力ついたなあ。さっきから、ずっとしゃべってるやん。」
「ええ。ボク、しんどいんですが、しゃべることで自分をごまかしてるです。」
なんとも不思議な返答が返ってきた。でも、間違いなく体力がついている。
しばらくすると、駅で見かけたシルバー軍団がさっそうと追い抜かしていった。
あの人達、体力ありそうやなあ。

こうしてはいられん。じっとしていると体が冷える。
さあ行こう。山門をくぐると階段だ。
ここからの階段がきつい。約330段ほどある。太ももが悲鳴をあげる。

1028史跡公園

やっとのことで公園に行き着くと素晴らしい景色が待っていた。
あかん。太ももがパンパンだ。ちょっと休憩しよう。
S君やT君は疲れた様子もみせず手持ち無沙汰にしている。
K君が高価なデジカメ(なんと50倍ズームという)で、千里はどこかと探している。
他のハイカーグループもいて賑やかだ。
ようやく他のリーダーが我々に追いついてきた。
「きつ~い。ちょっとペースが速くないですか?」「ええ、ちょっと。」「やっぱり。」
なんか騙されたというような表情がちらり。
まあ、ここまでの石段はほんまにきついと思う。
しかし、隊長たるもの、そのようなそぶりはまったくみせてはならない。
と、自分に言い聞かせてみんなを促して出発することにした。

「隊長、掬星台まであとどれくらいですか?」とMスカウトが聞く。
「ほら、あそこにみえるやろ。すぐそこや。」と私。
「隊長のもうすぐはまだまだやってことかあ。」と変に納得している。
すぐの三叉路を右へ(森林浴コース)と進む。
途中から登坂になる。フウフウいいながら、あれがそうやとみんなに声をかける。

1049 灯籠が立つ入り口

でた~。ここまで来たらすぐそこや。スカウトに元気がみなぎる。

1050掬星台(きくせいだい)

ここでも全員で記念撮影だ。表情が明るい。まだ元気がある証拠だ。
広々とした展望台では風を強く感じるぜ。

陽は当たっているが暖かくない。眺望はいいが少し霞がかかっている。
あれってUSJですよね。K君が遠くにかすかに見える建物を指差す。
しかし、視力の悪い私には区別がつかない。
梅田のビル群がかろうじてわかるだけだ。
ここでじっとしていても体が冷えるだけなので先を急ぐことにした。
「オテル・ド・摩耶」の横を通る六甲全山縦走路を辿り小高い丘を越す。

1123アゴニ-坂から穂高湖へ

1143 穂高湖(昼食)

湖の畔は日が当たらないので寒い。
腕時計の気温計は4度を示している。実際は0度近くになるだろうな。
湖面は凍っていない。でも、吐く息は真っ白だ。
ここで食事はあまりにも寒いので、ぐるっと回り込んで11時の方向にある休憩ポイントに向う。
日の当たる場所に到着した。

さあ、ご飯だ。
バーナーでお湯をわかしてカップ麺を食べよう。
ポットでお湯を持ってきているので沸騰させるのもあっという間だ。

それにしても、スカウト達のカップ麺はデカい!
クッキーなどのおやつも用意してきている。ワイワイガヤガヤいいながら食べる食事は楽しい。

今回はさすがに般若湯は持ってきていないが心のなかで神様に感謝した。
200回目の登山がスカウト達といっしょというのも感慨深いなあ。
次は300回を目指そうと思った。
暖かいものを食べたのでお腹もいっぱいになって元気が出た。

他のパーティもやってきたので場所を開けよう。

1230出発

穂高湖をぐるりと歩いて元の入口にでる。
すぐそこに杣谷峠の入口を示す小屋が見えた。

1235 杣谷峠

トイレをすませて下山準備だ。

徳川道を下山するルートもあるが今回は長峰山のルートをいく。
スカウト達は2年前のBS隊のときにも同じルートを歩いたらしい。

杣谷峠のトイレ付近にて

みんなは帰れるとあって少しばかり元気が出たようだ。
ここからは下りだけだからと声をかけると、かなり足にきているはずだがみんなの表情は明るくなった。
実は、小さなアップダウンが幾度となく続くのだ。
心が折れるといけないので下りだけのイメージを伝えた。

歩き始めると、直ぐにアップダウンが始まった。
ひぇーとか叫んでいるのが後ろから聞こえる。
その度ごとに、もうすぐもうすぐと声をかけた。

だんだん説得力がなくなってきたかもしれない。
最後の急登だ。両手を使って大きな岩をよじ登る。

1300 長峰山(天狗塚)

寒っむう!風が強い。360度のパノラマが展開する景色は抜群だ。遠くに麻耶山が見える。
さっきまで、足が痛いとかしんどいと言っていたスカウト達もおおっと声をあげる。
他のリーダー達は、疲れたのかここまで登ってこない。

天狗塚で余裕にピース!

1315出発

ここからは正真正銘の下りだけだ。

1330鉄塔

ここまでくると暖かく感じる。
遠くに見えていた海が近づいている。
しかし、実際は六甲駅まではまだ2.5kmもあるのだ。
スカウト達は、なにやら中学時代の思い出話に花が咲いているようだ。

斜めになった山道を駆け下りるようにして歩く。
やがて、舗装道路に出た。ここからの住宅地の下り道が足に堪える。

1433 阪急六甲駅

23475歩。私の歩数計は電池切れでカウントできず。近藤君の歩数計を記録した。
前回も23000歩くらい歩いているので距離的には変わらないはずだ。

予定では「西宮北口駅」で特急に乗り換えるつもりだった。
普通電車に全員座れたのでそのまま「十三駅」まで乗ることにしよう。

全員異論なし…。
そうやろうな。
6名中4名が即爆睡。
寝なかったのは関野と近藤だけだった。強い…。

よく歩いた。感慨深い登山だったな。
また、どこかへ登ろうぜ。と、心の中で。

[感想]

[1] 危ないところはないが急坂が続くのでペース配分を考えた方がよいだろう。
[2] 掬星台で昼食をしてもよいが風が強いと寒い。
[3] 体力に自信がないときはロープウェイで降りるという方法がある。
[4] 次は300回を目指そう。 (年間40回として2年半かかる計算)

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