Sirio P.F.302を買いました。16,800円でした。
ぼくは、普段は低山ハイキング用の「キャラバンのGK-38(ミドルカットモデル)」を履いています。 キャラバンは、2010年に石井スポーツのバーゲンで買ったもの。
ただサイズが25cm。 私の足サイズと同じです。他に在庫がなかったからやむを得ず…。(失敗)
今は、かなり履きこなしているので違和感はありませんが、いかにも窮屈です。
ところが、昨年の嵐山からのクレイジーナイトハイクで、悲惨な目に。(両足の爪が4本はがれた) 来年こそは買い換えようと決めていました。 少なくとも自分の足サイズよりプラス1.5cmのモデルを。キャラバンは履き心地がよいので、もう一度買おうかなと思っていました。
しかし、先日金剛山に行ったときに履いていた軽登山用のシリオ靴。
危うく滑りそうになったときに、ぐッと耐えてくれて転倒を防いでくれたという記憶がよみがえってきました。 じゃあ、今度はシリオのトレッキングシューズを買うか。
そんな乗りで、今日買ってきました。次の耐寒登山に履いていくつもり。
買ってきたのが上記のSirio P.F.302。
片足の重さは約680g。 トレッキング用としては少し重いかもしれない。 500g前後なら言うことはないが、重いから疲れるというわけでもない。 履いた感じがしっくりくればそれでよいと思う。実際、履いてみた感想。 1時間は試し履きしたいところだが、時間の余裕がなかったので10分ほどしか試さなかった。
ぼくの足は、厳密に測定してもらったら、右足が24.7cm。左が25.0cmだそうだ。
長い間、左足の方が短いと思っていた。( 勘違い)
今まで履いた登山用の靴は26cm。1cmの余裕を持っていたので十分だと思っていた。
しかし、今回の靴は26.5cmを買った。+1.5cmだ。
ずっと、歩いていて思うのは、靴先には少なくとも1cmくらいの余裕がないと、足が疲れるということ。 それに靴下や中敷きの厚さを考慮すると+0.5cmくらいは必要だということがわかった。
大事なのは、登りや下りで、靴ひもを調整することで「上手に靴を履く」ということだ。
それには、余裕がないと調整できない。
みんなは横幅は「4Eのほうがよい」と言うが、実は疑っている。
ほんとうに4Eでないと駄目なのか。3Eでもよいのではないか。広告に騙されていないか?
そんなことより、「前後に余裕があるかどうか」の方が重要だと思う。
Sirio P.F.302は、ベロのところに変わったところはない。 ま、こんなもんだろう。
靴底は、ビブラムソールだ。
最初は、なんのことかわからなかった。滑りにくい構造だといっても、ほんとにそうなのかはわからない。 ところが、なんどか滑りそうになったときに、寸前のところで止まったことを何回か経験した。 もし、滑っていたら、Sirioの靴が10足は買えるくらいのケガをしていただろう。
だから、「靴は、絶対ケチらない」と決めた。
「かかと」に着目すると、キャラバンに比べると大きな違いがある。 キャラバンだと、かかと部分は、V字カットしてある。sirio p.f.302は逆V字型だ。 足首の前後の動きを重視したのがキャラバンで、左右への動きを重視したのがシリオ。 そう考えるとわかりやすい。(完全な自己解釈)
平地を歩くときはキャラバンのほうが歩きやすそうだ。速く歩けそう。山では左右のぶれを考えるとシリオのほうが歩きやすそうだ。
また、靴ひもを止める金具の位置にも違いがある。
sirio p.f.302の上から3番目の金具。どちらかというと足の甲寄りにある。
キャラバンは、もうすこし足の横の方へ下がったところにある。
どちらがよいということではないだろう。 足首の動きに関してどのように保持するかという姿勢の違いだと思う。
実践で履いてみないとわからんな。これは。
今度の耐寒登山で履いてみよう。
本当の評価はこれから。
追記 2017.8.14
1000メートルまでの山々にはこの靴で登ってきました。 少し固めの中敷きを入れて使ってきました。 結果的にサイズが大正解でした。1.5cm大きめというのは1.0cmよりもたった0.5cmなんだけど。下りでは、足の先が少し余裕が出るくらいでとても快適。 靴の前後が少し長くても、靴ひもで調節することで足を固定できます。 それに、空間が少し大きめにあることで足の蒸れを防止できるような気がします。 せっかくのゴアテックスなんで、素材の良さを発揮させるためには靴の中にある程度、隙間があったほうがいいのかもしれません。(素人の感想ですが)
ビブラムソールもよい。なんども滑りそうになるのを防止してくれました。
もう一つの軽登山用の靴も、買い替えるときには、自分の足のサイズ+1.5cmにしようと思います。(ただし、シリオの場合ですが)