【宝塚】中山連山縦走 2014

1 登山(関西)
遠くにゴルフ場が見える

朝からグズグズしていた。あかんな。こんなことでは。
と、気合いを入れて近場の中山連山に向かうことにした。

さすらい記録

記録:2014.03.29
天候:晴れ
場所:中山(478m)
出発:中山駅(阪急宝塚線)
到着:山本駅(阪急宝塚線)
地図:「もっと!阪急ハイキング」阪急電鉄株式会社
道程:[1]中山駅→[2]東尾根ルート→[3]中山山頂→[4]送電線鉄塔下→[5]満願寺出会→ [6]辰巳橋→[7] 最明寺滝→[9] 山本駅
歩行:5.5時間
距離:約 12Km
体力:★★ (まあ、それなりか)
技術:★★ (岩場の下りがむずかしい)
見所:★★ (山頂からの景色、滝)
お店:★  (駅前のみ)
駐車:駅前
トイレ:駅
備考:


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1042自宅出発

こんな遅い時間の出発は初めて。どうしようかなと迷ったが、迷ったときは行くしかない。
ということで、1時間以内で行けるところはどこや?で、中山に行くことにした。

1127中山観音駅出発

中山観音駅?そんな駅あったか?中山とちゃうん。
そう、昨年の12月より、「中山」から「中山観音」と改名されたとか。へー。
駅で降りる人はそんなに多くないと思っていたが、中山寺に着いたとたん、たくさんの人に驚く。
ムッとした空気が寺門から匂い立つ。
門をくぐりしばらく歩き、本堂の手前を左に折れる。
その先に、奥の院への道が続くのだ。紫色の花が咲きほこり、まさに春。
この時間なのでハイカーは数えるほど。梅林が見頃とか。

本堂から少し下る。東尾根ルートは、川の手前を右に上る。
左に進めば参道だ。いつもはこちらを行くが、たまには違う道もいいだろう。

1139東尾根ルート

最初は少し登りがある。人1人くらいの幅の登り道が続く。10分ほど上ると、あとは尾根ルートだ。
女性2人のハイカーが道を掃除しながら上っていた。邪魔な木々を横にどけたりして歩きやすいようにしているのだ。年の頃なら、確実に70オーバーのお二人。ボクが近づくと、
「この道、どこに行きますのん?」と聞いてくるではないか。
中山山頂への道です。と、答えると、驚いた風に、「知らんかった。」と。
二人は中山をいつも歩いているらしいが、この道は初めてだとか。
めっちゃ話したそうだったので、お先にと言って先を急いだ。

そこから先は尾根道。右手には住宅街が見下ろせる。
適度な上り坂なので、歩いていても気持ちがよい。

やがて、下り坂になり、渓流をはさんで分岐道に出る。
そこで、中年の夫婦に出会う。
奥さんからいきなり、この道はミモザの花が咲きほこる梅林に出くわすかと聞かれる。
ミモザの花のなんたるかを知らない。ブログで綺麗だと書いてあったそうな。注:和名はフサアカシアというらしい。黄色い花
自分は中山寺から歩いてきたことを伝える。
すると、では、こちらの道へ進めばどこへ出るかと聞かれる。

ふむ。地図をお持ちですかと聞いてみた。
すると、ええ、ありますとよ、と言ってザックを下ろそうとする。
きっと、地図はザックの中にいれたまま。(それはあかんやろ。と心の中でつぶやく)

しかたがないので、スマホの地図を見せて、今いるところの場所はココと教えてあげた。
じゃあ、とりあえず前へ進めばいいのね。ご主人は、すみませんと頭を下げて先へ進んだ。
お気をつけて。と、言うほかはない。

1238天宮塚

やがて、天宮塚に出くわす。修行の場とか。
あんまり興味もないので、というか、腹が減ってきたので、先を急ぐ。

10分ほどすると、参道と合流した

1252中山山頂(478M)

15分ほど歩くと山頂だ。数人のパーティが2つ。単独ハイカーが1人。
遅い食事をしていた。気温は既に20度近くになっているだろう。
家から出るときにカップ酒と弁当を詰めてきた。ついでにカップヌードルカレー味。
遠くに大阪平野を眺めながら、ぼちぼち昼飯にする。
恒例になった、山の神様と、ご先祖さまに感謝の意を唱えながらの御神酒。
これが止められん。実に幸せな気分になる

1340出発

ああ、ゆっくりした。このまま居眠りできたら最高やろなと、いつも思う。
それではいけないので、下山することにした。フェンス道を東へ進む。周囲には誰もいない。

ゴルフ場を左手に見ながら南下する。数人のハイカーとすれ違う。日差しは暑く、春を過ぎてる。今晩あたりから雨が降るとか。アップダウンはないので、だらだら歩くっていう感じだ。
4年前に比べると、山道のすぐ近くまで住宅街が迫っている感じがする。このまま宅地開発が進めば、このコースは魅力が低下しそう。近くで車の走る音がリアルに聞こえる。

1456赤白鉄塔

14620歩。
やがて赤白鉄塔に着いた。数人のハイカーがご飯を食べていた。景色が良いのでスポットになっているのかもしれない。でも、カゼがキツイ。60メートルを超えたら赤白にするのがルールだとか。

1458送電線鉄塔下

赤白鉄塔に続いて送電線が続く。
ここから見た景色は圧巻である。左は大阪平野。右は、神戸まで見える。
しばらく、強い風に吹かれながら景色を楽しんだ。
さあ、ガケ道だ。

ガケというより壁という表現のほうが正しいだろう。
地図にも危険と書いてある。年配の方や子供は危ないのでこの道は通らない方がよいだろう。
もし、来るなら登りルートに選ぶことだ。前向きに転んでもケガはすくない。
でも、戻りルートで、ここから落ちたらタダではすまない。
一応、ロープが貼ってあるが急勾配。たくさんのパーティでは危ないと思う。
真横から撮影した写真を載せておくので参考にしてください。

這うようにして降りきると分岐道だ。

1514満願寺出会

15300歩。
三叉路をこう呼ぶ。出会。
これを右手に進む。山本駅へという標識がある。
せせらぎを左手に見ながら山道を進む。良い感じだ。

やがて、堰堤(えんてい)の階段に出くわす。これを降りて進むと派手な山門が見える。

1425辰巳橋

16366歩。
前のブログにも書いたが「千と千尋の神隠し」を思い出させるような橋だ。
まだ、時間に余裕があるので最明寺滝まで寄り道することにした。

1532最明寺滝

16700歩。
誰もいなかった。滝の水しぶきがイオンを放出している。
何年前から滝になってるんやろ。不動明王を祭っているらしい。ろうそくに火が灯っている。
滝の神様にお祈りしてから、戻ることにした。

しばらく住宅街を歩く。平穏で誰も見かけない。
ぼちぼち歩きながら適当に進む。遠くに電車の走る音が聞こえる。

1552山本駅

18660歩。
おお、着いたな。地下道を通って駅に入る。
ホームには人がまばら。

[感想]

[1] 単独行は自分のペースで歩くことが出来るので楽しい。
[2] やはりストックは必要だ。ガケ道はストックなしでは無理だ。
[3] 東尾根ルートは尾根道なのでそんなにキツくない

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