【大阪】古墳ウォーキング 2015

これが修羅だ! 4 ウォーキング
これが修羅だ!

梅雨時分のハイキングは蒸し蒸ししてるし天候に恵まれないことが多い。
よし、それならばと、8年ぶりに博物館に行こう!聖徳太子ゆかりの土地へ。

さすらい記録

記録:2015.06.28
天候:晴れ
場所:近つ飛鳥博物館
出発:近つ飛鳥博物館
到着:近つ飛鳥博物館
地図:山と高原社「金剛・葛城」
道程: [1]近つ飛鳥博物館→[2]J古墳群→[3]平石城址→[4]B古墳群→ [5]近つ飛鳥博物館
歩行:5時間
距離:約 5Km
体力:★  (ハイキング感覚)
技術:★  (むずかしいところはない)
見所:★★★(面白い!)
お店:★  (近くにコンビニはない)
駐車:近つ飛鳥博物館
トイレ:近つ飛鳥博物館
備考:

■0845 自宅

本格的なハイキング登山はちょっと遠慮しとこかな。
なんとなく後ろ向きな気持ち…。
いやいや、ここはひとつ学術的なウオーキングに転向しよう。そうか、だったら8年ぶりに近つ飛鳥へ行こうか。とばかり、強引な理由をつけて車で自宅を出発。
近畿自動車道を南下して、松原ICから河南町へと向かった。途中のコンビニで弁当を購入。

■1011 近つ飛鳥博物館の駐車場

車が7、8台停まっていた。博物館の開館は10時からだ。それはあとのお楽しみとして、風土記の丘へと向かった。

で、ええっ。GPSロガーを忘れた!しまった。← 後の祭りとはこのこと

1025 古墳群への入り口

このまま博物館に入ってしまってはウオーキングにならない。この標識の左側から、J群古墳へと続く道がある。今日は、ここから平岩城跡から、磐船神社へむかってぐるりと周回しようという魂胆。

20数段の階段を上りきると汗が噴き出てきた。
と、そこに古墳群が出現した。めっちゃあるやん。これ。

古墳にまつわる神話などが紹介されていた。
至る所に古墳があって、横穴式石室もたくさんある。
って、ことはやな。ここ、昔の墓地やん。← 当然
それにしても、よくもまあ、こんなデカイ石をこんな山の中に運んできたなと思う。
説明によると、ひとつの石室に何人もの人を埋葬したとか。
合掌。

古墳群は20分ほどで抜けた。
そこからアスファルトの登り坂を進む。なんだか歩きにくい。そう、コケだらけなのだ。あんまり人も歩かないんだろう。滑りそうになりながら、慎重に登る。
しかし、マイナスイオンは、キョーレツに放たれている感じだ。

1114 平石城址

歩きやすい尾根道を平岩城跡へと歩く。左隣には、太子カントリークラブが見える。ゴルフかあ。出発して1時間くらいで、城跡に到着した。

おそらく誰もいないだろうと思っていたら、初老の男性二人がいた。
なにも荷物を持っていない。地元の人のようだ。手に双眼鏡を持って、なにやら見上げている。木の上から、なんとも表現しにくいが美しい声であることは間違いのない鳥の鳴き声が聞こえてくる。バードウオッチングだ。テープレコーダーで録音している。どうりで、挨拶しても無言なはずだ。

この城址の説明を読む。
なんでも、楠木正成が足利尊氏と闘った折に、この地の豪族平岩茂直が作ったとある。山城ファンなら、興味津々だろう。しかし、私には猫に小判。

しばらくして、磐船神社へと向かったが、距離的にも時間の都合がつかないとの理由で引き返すことにした。

1137 展望所

なんのことはない、途中で見晴らしのよい場所のこと。竹で作ったベンチがある。
ここで昼食を取ることにした。葛城山を眺めながら弁当を食べる。時折吹く冷たい風が心地よい。

1205 昼食終了

さあ、いこか。ほとんど運動らしいことはしていない。散歩の感覚。

1240 近つ飛鳥博物館

今日のメインだ。ここに来るのは8年ぶりか。
大人600円を支払って入場する。博物館の中は、ひっそりとしていた。
でも、けっこうな人がいてる。
入り口には、七支刀のレプリカが飾ってあった。これは、山之辺の道のハイキングで、出発点にした石上神社(いそのかみじんじゃ)の宝物。なにやら説明が書いてあったが、先に進む。
たくさんの埴輪や武具などが展示されていた。撮影禁止のものもあるのでむやみに撮影できない。

周囲はすっかり5、6世紀後半の雰囲気。古代の香りがぷんぷん漂ってくるから不思議だ。
考古学マニアとおぼしき人達がメモを片手にひっそりと語り合っている。みんな真剣だ。邪馬台国や聖徳太子ファンかもしれない。

やがて、お目当ての修羅を発見した。

古事記に巨石を運んだ道具として記載してあった「修羅」
まさか、現物がみつかるとは思っていなかったらしい。それが三ツ塚古墳で発見されたとか。

10数年かけて保存処理をしたあと、ここに展示されている。考古学ファンなら一目見たいところだろう。

1400 駐車場

ほどほどの運動量だった。

感想

[1] 大和朝廷の時代の気分が味わえる。
[2] 雨が降っても大丈夫か。
[3] 車がないと現地までは不便。

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