「関で見そめて 大社で結び 末は松江の 嫁が島。」ってかあ。
せっかく松江に来たのでちょっくら歩くことにしました。
さすらい記録
記録: 2013.02.10
天候:晴れ
場所:松江市
出発:松江駅
到着:松江駅
道程:[1]松江駅→[2]松江城→[3]小泉八雲旧邸→[4]一色庵→ [5]松江駅
歩行:3時間
距離:約 4Km
体力:★ (ほぼ平地)
技術:★ (特になし)
見所:★★ (小泉八雲邸)
お店:★ (コンビニ)
駐車: 松江駅、松江城
トイレ:観光地ゆえにたくさん
備考:松江城のホームページ
0900 松江駅前
周囲には誰も歩いていない。ガランとしている。
通常なら3連休なんだから、たくさんの人が歩いているはず。
しかし、誰も歩いていない。そう、そんな雰囲気は悪くはない。
NHKでも有名になった町並みがある。顔が痛くなるようなキンとした寒い朝だ。宍道湖に流れ込む川を越えて遠くに見える松江城を目指して歩く。とにかく、どこでも歩くのが好きだ。
0930 城への橋
城へと続く橋がある。県庁の裏だ。雰囲気のある橋だ。
表門からではなくここから入る。ちょっと、マニアックな感じがして気に入る。
数分で城郭前に出る。すぐ前に、立派な松江城がでんと座っている。
5層の城。天守閣が焼けていない現存のもの。13しかないらしい。
天守閣マニアがいるのだそうだ。13のうち、姫路城と松山城には行ったことがある。
周囲を見ると観光客がちらほら見える。
周遊券を買って城の中に入る。最後のスリッパを履いて階段を上る。
どこの城も同じように見えるが、柱が特徴的だ。五層構造になっている。
天守閣に登って周囲を見渡すと宍道湖が遠くに見えた。
しばらくすると大量の観光客がどばっと押し寄せてきたので退散することにした。
みんなスリッパがなくて裸足だ。冷たそうで気の毒になる。
1030 稲荷神社
お城を出て北へ向かう。途中のお社でたくさんの狐の置物を見る。なんでこんなにミニ狐がおるねん。← そやからお稲荷さんやないの
小泉八雲が愛したという狐。
よく散歩したらしい。この耳のかけた狐が一番のお気に入りとか。
左側の奴は口をあけて笑っているように見える。
ちょっと怖い感じがする。
日本の怪談が好きな小泉八雲さんにとってはフィーリングがあったんやろな。
1045 小泉八雲記念館
お城の周りのお堀を何艘もの観光船がいく。これに乗ってお堀から松江城を眺めるのがよいのだそうだ。でも、僕は歩くのが好きなんで選択肢にはない。武家屋敷を買い取ったという小泉八雲さんの旧邸に入る。
初めて知ったんだが、左目が16歳の時に失明されたんだそうだ。
目が悪くていつもルーペを持ち歩いていたそうな。身長が160cmというから小柄な外国人だったに違いない。
こじんまりとした部屋から見た庭。
小泉八雲自らの説明文を読む。精緻な観察と日本的なわびさびを感じさせる文体。
なんでこの人外国人やねん。と思う。← 実は文章のうまさがうらやましいだけ。
30分ほど居て次へと向かう。お堀の周りを回って元来た道を引き返す。
1130 一色庵
せっかく松江に来たんだからと出雲そばを食べることにした。
知人に聞くと、このあたりではここがおいしいよと教えてくれた。出雲そばの特徴は「割子そば」。
三段の丸い漆器にそばを盛って出す。店主がめっちゃ親切で食べ方を教えてくれた。だし汁自体を器に入れて食べるのだそうだ。僕はソバに関してはど素人なんで、ほんとにおいしいのかどうかはわからない。← 味覚が麻痺
周囲の人はおいしいおいしいと食べていた。
他にもおいしいところがあるとか。こちらを参照→ 松江のおそばマップ
1230 出発
1300 松江駅
さあ、帰ろう。万歩計は6500歩だった。ちょっとした散歩かな。
[感想]
[1] やっぱり歩くに限る。町の風情を感じることができる。
[2] いくなら朝一番。観光客が意外に多い。
[3] 小泉八雲ファンなら訪れたいところ。
以上