【天王寺】日展と串カツ 2011

6 その他

今年もこの季節やな。
そう、芸術の春。ハイキングばかりに行っている場合ではない。
アカデミックなと活動をしよう。でもなあ。串カツも食べたい。

さすらい記録

記録:2011.02.19
天候:晴れ
場所:大阪市美術館(日展)
出発:自宅
到着:自宅
道程:[1]動物園前→[2]大阪市美術館→[3]てんぐ→[4]日本橋→[5]なんば
歩行:5時間
距離:約 4Km
体力:★ (ハイキング感覚)
技術:★  (特になし)
見所:★ (日展)
お店:★  (串カツ)
駐車:
トイレ:駅周辺
備考:

0950 出発

1030 大阪市美術館(日展)

今年も恒例の日展だ。前売り券700円也。
中高年でいっぱいだ。
芸術の素養はないがとにかく見る。

10回も見れば、ちょっとはましになるかもしれないと
期待していたが残念ながら進歩の兆しはない。

それでもあきらめずに見る。

絵画は、芸術家の脳を通して見たイメージと思っている。
「題名」をみて絵をじっと見る。
作家のメッセージと私の感性が一致したらその絵はお気に入りだ。

最初のころは「写真みたい」な絵画の技術に感心していた。
今はそれほどでもない。

「内閣総理大臣賞」とか「特選」とかの絵画も見る。
へー、どこが?と思うことがある。

気にしない。

あとは、ぶらぶらと眺めながら美術館を適当に一周する。
目的なく鑑賞しても面白くないので、自分が気に入った
絵画のベスト3を決めることにしている。

作品を見ながら勝手に分類してみる。

[1] 自然
山や森の風景、雪景色、水辺の風景などが多く、私にはわかりやすい。
部屋に飾りたいと思うこともある。しかし、こんな馬鹿でかい絵画を
かける部屋はない。
たまに森の香りがただようような絵画に出会うときがある。

[2]街並など
喫茶店なんかにかけておくと、お茶がおいしそうに見える絵がある。
街並みの風景は好きだ。

[3]人物
なぜか、若い女性を描いた作品が多い。たまに、「おばさま」がいる。
「おばはん」はいない。「おっさん」もいない。
表情豊かな絵が多いけど、展示が終わったらこの絵はどうするんやろ。
その人にプレゼントするのかなと余計な心配をする。
私だったら置き場所に困る。← なんと庶民的なコメント。

[4]静物
静物は手軽そうに見える。
アトリエに適当にグッズをならべて写生できる。
静物はあまり変化もないし逃げない。
じっと見ていると心がなごむ時があるから不思議だ。

[5] 獣
獣はじっとしているはずもないので作者のイメージだ。
オオカミとか肉食系の野獣が多い。

[6]鳥と魚
どの絵も鳥は三羽いる。しかも、そいつらは違う方向を見ている。
そして、だいたい、そいつらの人相(鳥相)は悪そうに見える。
あいつらがじっとしてるはずはないから、作家の想像で描いているんだろう。
この絵をずーとイメージしておくのは並大抵の苦労ではない。

[7]幻想
このあたりになるとまったくわからん。
なんでそんな風なイメージが頭の中に湧いているのかがわからない。

次に書画のコーナーへ行く。
私の趣味のひとつは篆刻…。← ヘタの横好き。

…読めない。

何が書いてあるか判読できない。(素養の無さが哀しい。)

せやけどや…。せやけどやで。

そんなんでええのん!? 書道って。

ファンを増やさんとあかんのとちゃうん。(大阪弁で、「ファンを増やさないといけないのと違いますか」の意。)

ぶつぶつ言いながら周る。
と、中には読める書画がある!
つい、うれしくなる。

高度な書道もいいかもしれないが、庶民にも読める書道のほうがよい。
意味がわかれば筆のタッチもそれなりに理解できるような気がする。

ぐるっと回って、今年のグランプリ(私の決めた)の絵葉書を三枚買う。

1200 観覧終了

ぶらぶらとジャンジャン横丁へ
たくさんの人でにぎわっている。串カツ屋だらけだ。
間近に通天閣が見える。「あぶさん」の世界だ。この辺に住んだことがないくせに、大阪らしいと思うのはなぜだろう。昼間のジャンジャン横丁は平和な空気が流れている。

1230 だるま本店

ガイドマップが串カツ屋をあおるので、どこへ行っても行列だらけ。
恒例の串カツを食べる。
昔はこの辺りは一人で行くところではないといわれていたほど物騒だった。
しかし、今は観光客でいっぱい。
あまりに町が綺麗になりすぎて、ちょっとさびしい気がする。
ちょっとあやしい雰囲気のなかで食べるのが好きだ。
ソース二度漬けはご法度。キャベツは手で食べる。
通天閣のルール。暗黙知ともいえる。
この店のどて焼きは旨い。(写真左)
さんざん食べてお腹いっぱいになったので店を出る。

1330 日本橋のでんでんタウンへ

マニアックな店をチェックしながら帰る。あやしげな店には、ザックを背負った男たちがいる。
ジャンク品を値踏みしながら、これはちょっと冒険かもなとささやいている。
そうやな。私もそう思う。← お前も同じカテゴリやん

喉が渇いたのでスタバでお茶する。

1500 なんば駅

感想

[1] 学校の行事でなく、自発的に芸術に触れる機会を持とう。
[2] 串カツの食べ過ぎに注意。

以上

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