【兵庫】六甲全山縦走 2018 冬

鍋蓋山で鍋蓋のかっこうをする 登山(関西)
鍋蓋山で鍋蓋のかっこうをする

えっ?六甲全山縦走に挑戦したいって?
2018年最後のVS隊はハードな活動だぜ!

さすらい記録

出発:2018年12月24日 午前06時50分 須磨浦公園駅
到着:2018年12月24日 午後10時31分 宝塚駅
時間:約16時間
距離:53km(公称56㎞)
歩数:76600歩(スカウトの記録)
健康:体重62.5kg→60.0kg
天候:晴れ時々曇り
気温:最高気温11.4℃。最低気温8℃
装備:おにぎり4個。準備水分/ペットボトル500mlお茶1本(爽健美茶)
   途中購入/ペットボトル500mlお茶1本、スコール500ml1本
   行動食/どら焼き3個、その他/アメ、チョコレート、グミ)
服装:レインウェア上。(ゴアテックス製)防寒を兼ねる
   スポーツ用アンダーウェア、インナーシャツ(モンベル)
   登山用パンツ(ミズノ)← 伸縮性のパンツ
   帽子(キャップタイプ)、タオルマフラー(愛媛県製)、替えの靴下1足
   手袋(自衛隊使用)
   軽登山靴(シリオP.F.421-GTX 片足750g)
   軽量ザック(18L)
通信:スマートフォン(android) 1台 ← 山と高原社の地図アプリ
   非常用バッテリー(マルチ対応)
   GPSロガー(単三電池1)
地図:地図(神戸市発行の六甲縦走の地図)
   コンパス(シルバNo.3)
薬 :サロメチール(筋肉痛対策)
  :救急用絆創膏 4枚
備品:コースタイム表(自作A4サイズを折りたたんで使用)
   濡れティッシュ1、ヘッドランプ1(予備単4電池3)
   腕時計(カシオプロトレック)← 高度計使用
安全:リーダー車がエスケープポイントで待機。(六甲山以降はエスケープポイントはない)
全員の装備を事前チェック。装備の総重量は5kg以内にすることを指示。

六甲山全山縦走ルート
六甲山全山縦走ルート
六甲山全山縦走高低差
六甲山全山縦走高低差

参加:6名
[スカウト] 4名 豊能2団(じゅんや)、豊中20団(れいじ、ゆうだい、たかゆき)
[リーダー] 2名 豊中20団VS隊長K(同行)、豊能2団VS隊長S(サポート車)

今回の六甲全山縦走は、高校2年生のJスカウトとRスカウトによる発案。 どうしても2018年中にトライしたいということで支援することにした。 他に2名のスカウトが名乗りを上げ、合計4名で挑戦することになった。 私は、今回で6回目の六甲全山縦走となる。体力の衰えが心配だ。

千里中央05:05出発して阪急梅田05:40新開地行に乗る。
高速神戸で乗り換えて須磨浦公園に6時40分に着いた。

6:50須磨浦公園

数人のハイカーたちがパラパラと降車した。この人達も全山縦走かな。
トイレをすまして改札を出た。
全員で準備運動をする。これから56km(公称)を一日で歩かなければならない。
落伍者を出さずに完歩することが目標。駅前で、元気に記念撮影して出発した。
当初は、私が先導してペースを作ろうと考えていた。
スカウトたちの計画でもあるので、先導は彼らに任してみることにした。
私は最後尾。しかし、この隊列は結果的に失敗であった。

須磨浦公園駅前でポーズ(左向き)
須磨浦公園駅前でポーズ(左向き)

07:19 旗振茶屋

いきなりの階段をせっせと登る。しばらく登っていくと体が温まってくる。
スカウトたちのペースは早い。

旗振茶屋の前。明石海峡大橋が見える
旗振茶屋の前。明石海峡大橋が見える

07:30 鉄拐山

快調にスカウトたちは飛ばす。普通に歩いていても、小走りになるくらいの速度だ。 やがて、鉄拐山に到着。早朝の瀬戸内海が一望できる。風はない。 降水確率はゼロ。絶好のハイキング日和だ。

鉄拐山からの展望もよい
鉄拐山からの展望もよい

07:43 おらが茶屋(高倉山212.2m)

スカウトたちは、なにやらしりとりを始めたようだ。 前回と全く同じ展開。英語のしりとりをしている。

おらが茶屋に向かう
おらが茶屋に向かう

07:57 階段(400階段)の登り始め

高倉山から高倉台の団地に降りて、栂尾山に向かう。
最初の難関。400階段に取り掛かる。見上げると嫌になるほどの石階段だ。
スカウトたちはカウントし始めた。
結果を聞いてみたら350段ほどだった。どうやら、真下の出発地点からだと400くらいになるらしい。

ひたすら階段を登る(400階段)
ひたすら階段を登る(400階段)

08:06 栂尾山(展望所)

太ももがパンパンになった。ふうふう言いながら登りきった。
私は、年齢的に彼らと40歳以上も離れている。計算上、体力は2分の1だ。
以前に比べると少し体力が落ちているように思う。
それでも頑張って栂尾山の展望所にたどり着いた。
数人のハイカーがいる。
スカウトたちは、やってきた方向を見て、あんなところから歩いてきたんやなあと話している。

展望台で敬礼!
展望台で敬礼!

08:26 横尾山(312m) 6.7km地点

横尾山にて。朝日が眩しい
横尾山にて。朝日が眩しい

■08:43 馬の背(棒標識)

須磨アルプスを超える(馬の背)
須磨アルプスを超える(馬の背)

08:52 東山

出発して2時間。少しペースが早いような気がするが体力的にはまだまだ大丈夫。

東山にて
東山にて

09:03 下山して住宅街へ

東山からの下山では、スカウトたちは飛ぶように降りていく!
これでは足を痛めるかもしれないとの不安を胸に、かれらに遅れまいとしてついていく。
下山時に右膝にかかる負担が大きい。あとで不安が的中することになる。

09:12 鉄道をくぐる

住宅街に出ると歩きやすいが、舗装道路は足に堪える。
トレッキングシューズは舗装道路には向いていない。

鉄道をくぐる
鉄道をくぐる

09:17 妙法寺小学校前

ここでS隊長と合流。エスケープポイントに設定した地点である。
全員の体調を確認。ぜんぜん平気です。
じゃあ、先を急ごう。

10:04 荒熊神社

ここまで登ってくるのは、けっこうしんどい気がする。気のせいか。
トイレ休憩を兼ねて、エネルギー補給を促す。
おにぎりを1個食べた。これがエネルギーになるのは1時間半後くらいだろう。
少し元気が出た。スカウトたちはもちろん元気だ。

荒熊神社からいま来たルートをみる
荒熊神社からいま来たルートをみる

10:08 高取山(320m)

ここから緩やかに下山していく。

荒熊神社の鳥居(伏見稲荷みたい)
荒熊神社の鳥居(伏見稲荷みたい)

10:16 安井茶屋付近の広場(飲料水補給)

休憩ポイント。この広場にはトイレもあるし、飲料水も補給できる。

安井茶屋付近の広場にて水分補給
安井茶屋付近の広場にて水分補給

10:55 鵯越駅(ひよどりごえ)16.2km地点

出発して3時間。全体の3割くらいの距離になる。
いよいよ次の難関、菊水山へ。

鵯越駅で元気にポーズ
鵯越駅で元気にポーズ

11:37 菊水山の登山口

いつきても、気が滅入る。スカウトたちは駆け上がっているのではないかというペースだ。
あんまり早いので、追いつかれたハイカーが道をゆずる。
だから、ノンストップで登らざるを得ない。これの繰り返し。

12:04 菊水山(459m) 19.5km地点

スカウトたちは11時53分に山頂に到着していた。16分で山頂まで登ったことになる。
驚異的なペースだ。私は這うように登っては一休みの繰り返し。
黒い階段(人造階段)を3つほどクリアすると山頂だ。
太ももはパンパンで、そして…。恐れていた右膝が痛みだした。
ストックを使っているので、このまま歩けないことはないが、無理すると後半がきつい。

第2の難関、菊水山にて
第2の難関、菊水山にて

12:47 天王吊橋 20.8km

あいかわらず、スカウトたちの足取りは早く、下山も飛ぶように降りていく。
吊橋を渡ると、次は鍋蓋山だ。これが心理的に一番きつい山だと思う。

天王吊橋を渡る
天王吊橋を渡る

13:20 鍋蓋山(487m) 21.9km地点

足が悲鳴をあげる。右膝もキリキリ痛む。
右足に力が入らないので、左足に負担がかかるような歩き方になってしまう。
すると、左太ももがパンパンになって、肉離れを起こしそうな予感がする。

私が一番遅れて山頂に到着した。
いろいろ考えたが、次のエスケープポイントで私は体力を温存して一旦離脱することにした。
第3の難関である摩耶山への天狗道を回避してその先の記念碑台から合流するのだ。

Jスカウトは独自で下見をしていたが、記念碑台から先のルートは下見をしていない。
その先は、確実に夜の縦走になるため、ルートを知らないと迷うことになる。
万一、私が無理をして離脱することになってしまったら、スカウトだけで宝塚を目指すことになる。
夜の六甲山は冷えるので遭難が心配。
このパーティでは、私だけがルートを経験しているので、離脱するわけにはいかない。

鍋蓋山で鍋蓋のかっこうをする
鍋蓋山で鍋蓋のかっこうをする

13:53 大竜寺(山門前) 23.5km地点

ここでS隊長と合流。温かいココアの差し入れがあった。温かくて美味しい!
生き返るようだ。私はここで一旦離脱することをスカウトたちに説明した。
彼らは下見をしているのでこの先のルートは知っている。

大竜寺(山門前)
大竜寺(山門前)

14:11 出発

Rスカウトが少し足を痛めたのか、ストックを借りて出発した。
実は、あとで知ったのだが、出発してすぐにRスカウトは太ももの肉離れを起こしたのだった。

以後は、スカウトたちの歩行記録である。
■14:23櫻茶屋(トイレ休憩)
■15:07学校林道分かれ
■15:55掬星台
■16:27杣谷峠(自然の家)30.8km地点
私はリーダー車で杣谷峠(そまたにとうげ)で待機していた。
私の太ももは、マッサージなどでかなり回復していた。
右膝の痛みもかなり和らいでいた。
右の腸脛靭帯が硬くなって膝の外側の骨と摩擦が繰り返されたから痛むのだ。

最初の3時間くらいでストレッチ体操をすればよかったと反省。
そうすれば、膝や太ももの痛みもかなり軽減しただろう。

LINEでRスカウトが肉離れを起こしていると連絡があった。
ところが、掬星台の近くまで車で行くことができない。
なんとか頑張って杣谷峠まで行きますとの返答があった。

杣谷峠
杣谷峠

やがて、彼らが到着。Rスカウトもなんとかたどり着いた。
ここで、大事をとってRスカウトは離脱することにした。

17:04 丁字ヶ辻 32.7km地点

スカウトたちは舗装道路を歩いている。記念碑台まではもうすぐだ。

17:16 記念碑台 33.8㎞地点

トイレ休憩。私はかなり回復したので、ここから再び合流して同行することにした。
第三の難関はクリアできなかったが、パーティ全体の安全を優先するための行動だ。
すでに日没時刻は過ぎているので、周囲は暗くなってきた。
ヘッドランプを着けて出発することにした。

記念碑台からヘッドランプ
記念碑台からヘッドランプ

17:48六甲ガーデンテラス

今日はクリスマスイブ。キラキラした電飾のなかにたくさんの人がいる。
その中を登山装備をした我々が突き抜けて行く。みんなジロジロ見ているな。
六甲全山縦走路は、ガーデンテラスの一番奥にあるのだ。なかなか気が付きにくい。

18:02極楽茶屋

ドライブウェイをなんども跨いで縦走路を上り下りする。周囲は暗くなってきたので写真は撮れない。ただただ足元を見て歩いていくだけだ。

18:49六甲山山頂

とうとう六甲山の山頂に着く。こんな時間に山頂に立つのは初めてだ。
思わず見とれてしまうほどの夜景だ。西の空低く、オレンジ色の満月が浮かんでいる。
顔が痛いほど冷たい空気が漂う。静寂のなかに夜景がゆらゆらと瞬いている。
スカウトたちは興奮して、すげえ-の連発。

六甲山頂
六甲山頂
100万ドルの夜景
100万ドルの夜景

18:57一軒茶屋 39.0km地点

六甲山から下山して、一軒茶屋でS隊長と合流。
ここで、温かい春雨スープの差し入れがあった。美味しい!
生き返るとはこのことだ。

19:10出発

離脱していたRスカウトが、復活したとのこと。
本当に大丈夫かと念を押す。太もものマッサージとテーピングをして回復したという。

そうか、それなら、最後までいっしょにゴールしようぜ。
ただし、ここから先にエスケープできるところはない。気合が入る。
私は行けると判断した。今度は、私がパーティを先導する。

20:09船坂峠 43.0km地点

周囲は真っ暗。もちろん誰もいない。
黙々と歩くのみ。スカウトたちはあいかわらず、なにやらよくわからんしりとりをしている。
以前、一人で歩いたときのことを思い出した。
何度も心が折れそうになったなあ。全山縦走は自分との戦いだ。克己心を養うにはうってつけ。

20:33大平山登り口(682m)

ここで右に折れて舗装道路を歩く。1.4kmほどはこんな感じの舗装道路が続く。初めてきたときはこの道であってるかどうか不安でたまらなかったことを思い出した。
しばらく歩いたら、右側に森のなかへ続く縦走路がある。

20:57大谷乗越 46.0㎞地点

岩がゴロゴロした山道を下っていく。
ここまで来るとかなり足に来てるので、ちょっとした段差でもがくっとなりそうになる。
道路に車がヘッドライトを点けて停車していた。 途中で追い越したグループの方だろう。
道路を渡って再び山を登る。
やがて、歩きやすい山道になる。 ただただ歩くのみ。
このころになると、みんな無口だ。

21:31譲葉山

夜景がかなり低くなってきた。
塩尾寺(えんぺいじ)はもうすぐだ。
山道は急勾配となり、すり鉢状になって滑りやすい。

21:53塩尾寺(50km地点)

ひょこっとお寺の山門にでた。
おおっ、とうとう着いたな。
休憩もせずにすぐに出発する。 ここから宝塚駅までが長い。
住宅地を抜けていく。 あと、もう少し。

22:31宝塚駅(53km)

やったぜ!ゴーーール!!
よう、歩いたなあ。
全員そろってのゴールだ。

宝塚駅にゴール(右向き)
宝塚駅にゴール(右向き)
私もゴール(これで6回目)
私もゴール(これで6回目)

ツイッターにゴールを投稿して「六甲全山縦走」は終了した。
感慨無量の16時間。

今年最後のVS活動は終了した。

[感想]
[1]最初のペースが速すぎた。一人の時と違って、もう少し遅いペースにしないといけない。今度行くときは、私が先導する。
[2] ザックは、5kg以内にしたのが正解。
[3] 冬場なので思ったほど汗をかかなかった。水分補給は少なかった。
[4] リーダーのサポート車かあって良かった。暖かい飲み物もありがたかった。
[5] 夜景が素晴らしかった。
[6] 事前にテーピングしておけばよかったかもしれない。
[7] ヘッドランプは最初から新しい電池に交換しておくこと。
[8] ダブルストックが下り坂で威力を発揮した。これがなければ達成できなかった。
[9]来年は暖かくなったら1泊2日で挑戦しよう。

以上

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