めっちゃいい天気、気分がいい。だから、日本海へ行こう!
兵庫県の香住まで足を伸ばしてみることにした。
さすらい記録
記録:2016.11.4
天候:晴れ
場所:兎和野高原野外教育センター
出発:兎和野高原野外教育センター
到着:兎和野高原野外教育センター
道程:[1]登山口→[2]森の工作館→[3]十石山山頂→[4]木の殿堂→[5]登山口
歩行:3時間
距離:約 10Km
体力:★★ (ハイキング感覚)
技術:★ (特になし)
見所:★ (サクラ)
お店:★ (コンビニ)
駐車:
トイレ:トイレは教育センター、森の工作館、木の殿堂
備考:香住町ウォーキングマップ

あー、なんか、こう、最近、思いつきの行動が多くなったかもしれん。
とか思いながらも、即実行に移すのがいつものクセである。
0820 自宅
今日は車で香住(かすみ)までいく予定だ。そして、カニを食べよう。うん。カニだ。
この天気、絶好のドライブ日和だ。目的とする香住までは150kmほど。平日なので車は空いている。るんるん。
0920 西紀SA
ちょいと休憩。平日なんで、やっぱりサービスエリアも割と空いている。るんるん。
ここから先の春日ICで高速道を降りて、和田山向けて国道を走る。なんや、みたことのある景色が展開するやんと思ってみたら、氷ノ山へ行くときの道。そうか、道理でな。とか思いながらひたすら国道9号線を北上する。
1100 兎和野野外活動センター
平日やからか、がらんとしている駐車場についた。5台ほど駐車している。
兎和野と書いて「うわの」と読む。「とわの」かと思った。野外活動センターとある。中に入ってちょっと歩いてみた。広い運動場があって、その向こうに体育館まであるやんか。立派な施設。
ほー、カブなんかの野舎営に使えそうだ。とか思いながら車に戻る。トレッキングシューズに履き替えて、ダウンを羽織る。気温は16度くらいで、ひんやり肌寒い。


ここから登山口まで鋪道を歩く。誰も歩いていない。平日にこんなところを歩いているハイカーもおらんか。10分ほど歩いたら、「兎和野大かつら」という標識があった。その横に、登山口があった。


1123 入口
2077歩へー、このコースにはアスレチック設備があるらしい。ええな。カブの野舎営に向いている。
幅2メートルくらいの平坦な山道をゆっくりと登る。天ヶ瀬ダムに行ったときの道の感じに似てるなあ。
石ころや枯れ枝などが行く手を阻むでもなく、よく整備されてる。林のなかの緩い斜度の道だ。
やたらと迂回しているのは歩きやすくするためだろう。紅葉はないが、色づいた落ち葉がパラパラと続く。


なんとなく整備された林の中をブラブラ歩く。誰もいないし、鳥も鳴かない。夏場だとセミがうるさそうだ。広い平坦な道は軽トラが楽に通れそうだ。なんでやろ。
と、思っていたらアスレチック設備が現れた。たくさんのアスレチック遊具が目にとまる。


広い芝生にでると緩やかにくだる。ぐるりと見回すと案内板があった。
案内にしたがって道を登る。
1151 森の工作館
4037歩。三叉路に来た。右が十石山、左が森の工作館だ。
前方を見上げるとちらっと建物が見える。
おっ、工作館か。
地図ではここにトイレのマークがあるので、とりあえず行ってみることにした。
芝生の敷地に囲まれてぽつんと工作館があった。建物の横に男女別のトイレがある。水洗のきれいなトイレだった。ふと、扉をみるとクマが降りてくるので注意することという張り紙がある。
今年はブナの実が少ないのでクマも食べ物に困っているらしい。
食べ物を捨てるな、音の出るものを身につけろと警告してる。ここ、大丈夫か。
ちょっと、ヤバいんとちゃうかっていう思いが頭をかすめる。まわりをぐるりと見回してみるがもちろん何もいない。気にし過ぎ。芝生に囲まれた盛りの工作館をでた。


さあて、十石山へと進むにはどうすればよい。先ほどの三叉路を戻るか、見当をつけて前に進むか?
ん?なにやら黒いものが、うずくまっている。
あれ?なんやろ。もぞもぞ動いてる。
アライグマのラスカルか?
マンガでみたことあるような姿。
ま、そんなやつがこんなところにはおらんやろな。
おそらくタヌキや。
じっとこちらを見ている。
なんで、にげへんねん。
あいつも、そう思ってるんかもしれんな。
まてよ、タヌキっちゅうのは夜行性と違うんやろか。
昼の日中に出てくるかな。とか、考えていると、私への興味が無くなったのか、こちらを振り返りつつゆっくりと茂みに消えていった。
なんやなんや、ワンくらい鳴けよ。と、思いつつ、そういえば、タヌキはなんて鳴くのか、知らなかったことに気づいた。
地味な獣でも自然に出会うというハプニングになぜか満足し、平坦な道をゆっくり登っていく。
クマに会わずタヌキにあった。誰もいない。


この先にはふるさと兵庫50山の瀞川山(とろかわやま)1039メートルがある。しかし、今日はそこまで歩く装備ではない。
というか、そんな時間的な余裕はない。したがって、十石山を目指すことにしている。
まあまあ、歩きやすい道だ。途中、これといった急な坂はなく、ごくごくフツーの登坂が続く。
途中で、山笹がボウボウに生えていて道をロストした。
標識もない。ようあるこっちゃ。慌てることはない。
ん~と、見渡してみて、空間が開けてそうな場所を狙って歩いていくとビンゴ!予想通り、道があった。
途中から山笹の道になった。
1240 十石山 山頂(870メートル)
山頂は小さな公園くらいの広さだ。けど、笹が茂っているので見晴らしはよくない。
ぽっかりとそこだけ広場になってるような感じの山頂だ。
先に1.3kmほど進むと瀞川山だ。この漢字は読めん。行ってみたいが、今日はここまでときめている。
ここでお弁当。助六寿司を食べる。
汗をかいたので少し寒い。枯れた芝生だがふかふかしていて座りやすい。
ここには、訪れる人は少なそうだ。


さあ、メシメシ。だあれもいない広場でメシメシ。風はないので寒くはない。休日にはどれくらいのハイカーが来るのだろう。
あんまり人が歩いた感がないな。しかし、なんで、十石山というんやろ。
スマホの電波は通るので、検索しようかと思ったが面倒なんでやめた。
ここまできてインターネットもないやろ。自然や、自然。
1317 出発
さあ、お腹もいっぱいになったから帰ろ。
下山は緩い道と急な道がある。膝を痛めているので、緩い道を下ることにする。
結局、来た道を引き返すことになった。


道は割と広くて歩きやすい。川がないのでせせらぎ音はないのが残念。
フカフカとした道をポツポツ歩いて行く。
1345 登山口
30分ほどすると広い公園が目の前にあった。
標識に瀞川山への登山口とある。ここから登るんかいな。


目の前には広々とした芝生の公園があった。
ダダダダダッという音がして、その方向を見るとトラクターが走って芝生の整備をしている。
操作しているおっちゃんが背筋をピンと伸ばして颯爽と運転をしているではないか。
この広い場所で芝生整備は気持ちがええやろな。


とにかく誰にも会っていないので、せっかくだから、木の殿堂なるものへ行ってみよう。
案内によると、入場料は無料だそうだ。うん、無料はいい。
1355 木の伝道
安藤忠雄の設計になる展示場だそうだ。んで、誰やねん!? ←有名な建築家です
受付の名簿に名前を記帳して、見学ルートを歩く。


説明書を読むと、近つ飛鳥博物館(大阪府)の建物も安藤氏の設計によるものだそうだ。
道理で似てるな。あそこにも行ったけど、ぐるぐるらせん状にまわって見学したもんね。
ぐるりと15分ほど見学して建物を出た。数人が見学している。
1414 展望棟
ここから、オオケヤキまでいこか。と、進もうとすると進入禁止になってる!
伐採作業中なんで、危険防止の為進入禁止だとか。しかたがないんで林道を歩くことに。


林道まで来てみると、ここもまた進入禁止!
ええ~、なんでやねん。ほんならどっからいくねん。
と、ぼやいてみてもしかたがないので周辺道路を迂回することにした。


しゃあないな。うかいして、大けやきを見に行こ。
アスファルトの道をテクテク歩いて、地図上の入口に来た。
….。やっぱり、進入禁止やて。もう、ええわ。おおけやきは見ない。ススキでも見とこ。


とかなんとか、いいながら歩いて行く。進入禁止の文言を読んだら、伐採作業してるとか。
危ないから入らんといてほしいって書いてある。ハイカーの安全を守るためやったらしゃーないな。
1448 登山口
14870歩。地元のおばあさん達が並んで座って、どこをみるともなく話をしている。
すぐ近くに軽トラが何台が停まってる。ここが憩いの場所かな。
1456 駐車場
15580歩。
ほどよい歩行だった。まあまあやな。さ、カニ食べにいこ。
[感想]
[1] クマではなく、タヌキに会えてよかった。
[2] 道は割と整備されている。
[3] アスレチック設備があるのでカブやビーバーは喜ぶだろう。
[4] 刺激はないが、木の殿堂もまずまず。夏ならクーラーが効いてそう。
[5] ちょっと、遠いのが難点やけど、次は兵庫50山にチャレンジしようかな。
以上