【京都】京都一周トレイル 東山コース 銀閣寺から比叡ケーブルまで

3 ハイキング
案内板からみた京都市内

秋晴れの良い天気だ。前週の京都一周トレイルの続きを行こう!東山コースだ。

さすらい記録

記録: 2015.10.24
天候:晴れ
場所:京都一周トレイル 東山コース 52-74
出発:出町柳駅(京阪)
到着:出町柳駅(京阪)
道程:[1]出町柳駅→[2]銀閣寺前→[3]瓜生山→[4]石鳥居→ [5]水飲対陣屋跡→[6]ケーブル比叡→[7]出町柳駅
歩行:5時間
距離:約 10Km
体力:★★ (距離は長い、雲母坂がきついかも)
技術:★  (特になし)
見所:★★ (ハイキング道、ビュースポット)
お店:★  (特になし)
駐車: 駅周辺にあるだろうが、京都には車で出かけるべきではない。
トイレ:出町柳駅、ケーブル比叡駅
備考:前回の記録

0807 自宅

もう少し早く出発したかったが遅くなった。コースはすべて上りだから、帰りはケーブルで降りてくるつもりだ。下りの時間を計算する必要がないので遅く出てもかまわない。
銀閣寺前の北白川仕伏町を10時にスタートする予定だ。

0840 淀屋橋

この時期の京阪電車は臨時電車を増発しているので特急が10分おきに出ていた。

0936 出町柳

1580歩。たくさんの人が降りる。
地上にでてみるとそんなに人はいなかった。みんな叡山鉄道のほうに流れたらしい。
今出川通りを銀閣寺を目指して歩く。他に歩いている人はいない。バスに乗ってるのかもしれん。
それにしても良い天気だ。遠くに山が見える。京都大学を過ぎたあたりのローソンで弁当を買う。
あきらかにお客より多い自転車が出口に駐めてあった。

1010北白川仕伏町

4074歩。前回のハイキングの終了点だ。
橋のたもとに道標があった。前回見落としてしまったのが不思議なくらいソコに鎮座していた。
たくさんの外国人観光客がいたので驚く。

さあ、ここからスタートだ。
橋を渡ってすぐに右のわき道に入って住宅街を抜ける。途中で右に折れるのだが、道標を見落としたのかもしれないと思って引き返した。前に道を間違えて失敗したので、ちょっと心配になった。いつもの自信がない。← 年のせい
結局、正しいルートだとわかり安心して直進した。今回も紙の地図をもっていないので迷いそうになる。

ただ、手元のiPhone 3GS には「Field Access」という地図ソフトを起動してある。
国土地理院の2万5千分の1の地図を利用しているので便利だ。← 無料だというのが最大の理由
ただ、コースは自分で見つけなければならない。
ちなみにiPhone 3GS は解約して8年になるが、GPSが現役で使えるのでナビに利用している。

心配しなくても交差点にはきちんと道標があった。このコースは道標が整備されているので安心だ。
道案内通りに進むと病院が見えてきた。

1035 バプテスト病院

6300歩。道路の左側に道標があった。日本人には発音しにくい名前の病院だと思う。
先に夫婦連れと思われるハイカーが、病院の警備員にトレイルはどこを進めばよいかと尋ねている。
標識を見なかったらしい。道路脇の目立つところにある。
道標によると病院の右側をすすめとある。
後ろでみていると夫婦連れハイカーは先を急ぐようにして歩いて行った。めっちゃ軽装に見える。散歩かなにかのつもりなのか。ま、それはいいとしよう。ゆっくりとしたペースで先を進むことにした。

最初は、せせらぎの中を進むような道だ。
六甲のトゥエンティクロスを思い出した。いい感じの道だ。
二手に分かれた道はどちらに進んでもいっしょだというので左上の道を歩くことにした。

1037 大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)

すぐに神社がみえてきた。こじんまりとした神社だ。すぐ近くには明治100年記念の塔があった。
パンパンと拝んでおく。いつも自分都合のよいことばかりお願いしているので、今回は感謝の言葉をささげておく。
ふと、どこかで聞いたことがあると思ったら、大三島に行ったときにあった神社といっしょだ。
なんでも、大三島のほうが親分(総本山)らしい。

川のなかを歩いているような感覚。暑くもなく寒くもない森のなかを歩いている。
周りは誰も歩いていない。時折、先をいく夫婦連れの姿がちらりと見える。この道は、雨のときは防水仕様の靴でないと濡れてしまうだろう。地面は固い。

マイナスイオンを感じる。しかし、鳥の鳴く声は聞こえん。川があって、道ができたのか、道があって、川になったのか。このコースは、当たりかなと思う。

1055 白幽子旧跡

6926歩。えっ、ここで隠居してたって。寂しいところやなあ。
食事はどうやってたんやろ。などと心配してみる。トレイルは、ここから右の方へ折れて進めとある。

しばらく歩くと少し坂道になった。そんなに急な坂道ではない。
すると、5メートル間隔で「○○童子のほこら」が点在していた。
どういういわれかはわからんが、最初に出会った石像に手を合わせておくことにした。← 半分は習慣

1113 瓜生山(301メートル)

7166歩。坂を登り切ると遠くに建物が見えた。そこが瓜生山に違いない。
着いてみると景色がよいわけでもなく、山頂の標識もない。せっかくなんで案内板の前で写真を撮ることにした。誰もいなかった。これでは通過点になるだろう。
建物のすぐ左側に標識があって、その横を下れとある。

瓜生山から少しくだるとやがて緩やかな上りになる。足への負担はほとんどない。歩きやすい道が続いているので気分が良くなる。前後にハイカーは見かけない。

1129 景色が広がった場所

8278歩。言葉で書いてもなにやらよくわからないだろうが、今まで歩いてきたコースには京都市内の風景が一望できるところがなかった。
到着時刻だけ書いておく。ま、瓜生山を出てから、風景が見られるのはここだけだからすぐわかるだろう。

1213石鳥居

11329歩。いきなり開けた場所にであった。右横に大きな石の鳥居がある。

広々としたスペースがあった。木のベンチが3つあって、数人のハイカーがお昼ご飯を食べていた。
眺望はまったくない。なんでこんなところにスペースがあるんやろう。
ま、それはいいとしよう。ここはパスして先に進むことにした。
道標を左に急坂を下る。下の方からせせらぎの音が聞こえてくる。
おっ、雰囲気出てきた。

1219 音羽川渡渉

急な山坂をすべらないようにソロリソロリと降りてくると川にであった。
音羽川というらしい。川の流れをみると心が和むなあ。ヤッパ、ハイキングにはせせらぎがいるで。
よく踏まれた山道を左に再び上り返す。きつくない。

やがて、等高線に沿った道を進みだす。アプリはよく反応している。
周囲は杉に囲まれているので眺望はよくない。時たまハイカーとすれ違う。

1230 水飲対陣屋跡

開けた交差点にでた。おそらくここが水飲対陣屋跡だろう。
交差点には道標が立っていた。石標は少し離れたところに目立たないようにあった。
古びているので文字が読み取りにくい。← で、無理して読まなかったといういいわけ

子供連れの若いお父さんが反対方向からやってきた。子供は手にカメラを持って何か叫んでいる。たしか、このあたりに景色の良いところがあるとか。30メートルほど歩くと景色の良い場所があった。

1231 昼食

12532歩。ここから京都市内がよく見える。さあ、ご飯にしよう。
周りには誰もいない。いつもの儀式。山の神様に感謝。← このために来ているといっても過言ではない
すぐ横をハイカーが通り過ぎる。

ここから急坂と聞いていたがそれほどでもない。
トレランのランナーが次々と追い越していく。ほとんどが女性なので驚いた。
京都一周トレイルはゆっくりと歩くコースだと思う。しみじみ、ハイキングってええなあと思いながら、ひんやりとした山の中をゆっくりと登る。

歩幅を意識して小さくしているので上りの負担は感じない。ケーブル手前に木段があったが、あっという間に終わった。ここからだと比叡山までは標高差は100メートルほど。

1400 ビュースポット

電波塔に到着。13432歩。
たしかにここは見晴らしがよい。もう少し早く出発していれば、ここで昼食もありだろう。

1405ケーブル比叡

13820歩。林の中から、あっというまにここまで来た感じがする。
がらんとしてハイカーはあまりみかけない。

休日は20分ごとの運行だ。次の出発は1425とのこと。ちょうど、行ったところか。
待合室では記念展示をしていた。90周年記念だそうだ。

待ち時間があったので周囲をうろついてみた。
ケーブル駅の裏に、北山コースの1番の標識があった。
次回はここからスタートしよう。

ケーブル乗り場を観察してみると、すぐ横手にはロープウェイの乗り場があった。ロープウェイで比叡山までたどり着けるらしい。山頂のケーブル駅では切符を売っていない。出発直前になってから、到着した車掌さんが切符を販売する。
経費節約だろう。出発5分ほどまえにロープウェイからの乗客が10数人やってきた。
連絡しているのだろう。ケーブルの客は20数名になった。

標高差560メートルのケーブルは日本一だそうだ。そう、運転手のかたがアナウンスしていた。
下りのケーブルはもったいない。せっかく登ってきたのにと思ってしまう。
でも、楽なのも事実。ようもまあ、こんなところに線路を引いたな。
残念ながら紅葉はまだまだ。京都の紅葉は11月の末ごろが見頃になる。

1443八瀬比叡山口

14413歩。ケーブル駅から叡山鉄道までは数分歩く。
その途中も景色が美しい。これぞ、京都という感じの雰囲気がでてる。

叡山鉄道の始発駅だ。一両の車両が停車していた。すぐに発車するという。
叡山鉄道はICカードが使えない。(注:2016年3月16日よりICカードに対応しています
切符を買って、車掌さんが待つレトロな電車に飛び乗った。
係の人は足で扉を押さえて、乗客が来るのを待っている。← 親切なのかどうか

1456出町柳駅

17500歩。

感想

[1] ほどほどの距離だった。
[2] 高低差を見る限りキツい坂があるように見えるがそうでもない。
[3] 雲母坂(きららざか)からのコースはきついかもしれない。
[4] だれでも歩けるコースだろう。おすすめである。

以上

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